かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

2008-01-01から1年間の記事一覧

PFUクリスマス・チャリティーコンサート

OEK

毎年恒例のPFUクリスマス・チャリティーコンサート。おそらくはPFU取引先をご招待するコンサートイベントなのでしょうが、例年、一部の座席を抽選当選者にも開放しています。昨年は外れましたが、今年は応募ハガキが当選したので、喜んで石川県立音楽堂へ出…

金沢歌劇座オペラ第2弾「ラ・ボエーム」

今年3月の�達落とし公演「カルメン」以来、待望の金沢歌劇座オペラ第2弾であります。オペラ初体験の友人Kをお誘いした今回は、1階最前列という絶好のチケットをゲット。眼下はオーケストラピットです。OEKのみなさんの演奏が至近距離で見られます。 そして何…

【OEK定期251M】ジョアン&マイケル from U.S.A

OEK

郷愁を誘うドヴォルザークの東欧の響きに、意外に重厚なサラサーテ。ジョアン・ファレッタさんの指揮は明快で、マイケル・ルードヴィヒさんは端正なヴァイオリンを聞かせます。OEKは現代の作曲家カーニスの崇高な旋律を濁りなく響かせ、メンデルスゾーンでは…

昭和歌謡レコードを聴く会

先週の金曜日、友人K氏の同僚で、オーディオマニアの歌謡曲研究家・O氏のご自邸にお招きいただく機会を得ました。最高のオーディオルームで昭和歌謡レコードを聴こうという贅沢な趣向です。なんと魅惑的な催しでしょうか。 当日は早々に仕事を片付け、まずは…

しあわせのかおり

地元金沢が舞台の映画です。港町(大野町といいます)で小さな中華料理店を営む料理人・王さんのもとに、その料理に魅せられた女性・貴子が弟子入りするお話。過去に暗い影を持つ貴子は中谷美紀さん、実直で仕事に誠実な王さんは藤竜也さんが演じます。特訓…

ハッピーフライト

僕はめったに飛行機は乗りません。海外旅行は20年前にいちど行ったきりです。国内線に乗るのも3年に1回あるかないか。東京出張のときはだいたい電車です。空港までの往復を考えると時間的にあまり変わりませんし、そのわりに料金は半分くらいで済みます。搭…

金沢アートプラットホーム2008:「PIKAPIKA」「31世紀こころの美術館」そして「ミチコ教会」

11月9日の日曜日、金沢検定を受験してきました。前年不合格だった中級に再挑戦です。直後の手ごたえは合否五分五分といったところでしたが、受験会場の金沢大学からの帰途、思い立って兼六園へ寄り(石川県民なので日曜日は無料♪)、いくつかあった兼六園関…

TOKYO!

3人の外国人映画監督がそれぞれの視点で東京を描いた3本のオムニバス映画なのですが、甘甘採点の僕としても久々の「ハズレ」映画。3本ともにいろんな意味で不愉快でした。 ネットでの評価によれば、2本目の「メルト」は激しく嫌悪する人が少なくありません。…

容疑者Xの献身

実におもしろい! テレビシリーズを全話楽しく観た僕としても、いかにもテレビシリーズの続編っぽい無駄なお金の使い方はもったいないなあとか、最後の雪は要らないなあとか、いくつかいちゃもんはつけたくなるものの、とにかくお話としては純粋に面白い!!…

【OEK定期250PH】能とオーケストラのコラボレーション

今回のOEK定期公演は、能とオーケストラのコラボレーション。金沢は「空から謡が降ってくる」といわれるほど能楽の盛んな土地柄です。僕も「観能の夕べ」など、漫然とではありますが年に1、2度は鑑賞します。そんな金沢ならではのプログラムといえましょう。…

【OEK定期248PH】巨匠キタエンコ&小山実稚恵「自然賛歌」

OEK

南米のヴィラ=ロボス、北欧のグリーグ、そして西欧のベートーヴェン。天候・風土がまったく異なる地域に生まれた作曲家による、それぞれが愛した自然を彷彿させる楽曲たち。興味深いプログラムです。指揮は白髪が印象的なロシア人のドミトリ・キタエンコさ…

シネマ歌舞伎「野田版研辰の討たれ」@金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館では、現在「日比野克彦アートプロジェクト『ホーム→アンド←アウェー』方式 meets NODA [But-a-I] 」と題し、劇作家・演出家の野田秀樹氏をゲストアーティストに迎え、演劇要素を美術館表現に導入するプロジェクトが進行中。この日はそのプ…

【OEK定期247PH】[クレーメル&KB]×[井上&OEK]合同演奏会「北欧物語」

OEK

OEK2008-2009シーズンのフィルハーモニー・シリーズ第一弾。先日のOEK設立20周年記念公演に引き続き、ギドン・クレーメルさんと彼が率いるクレメラータ・バルティカ(KB)をゲストに迎えての合同演奏会です。指揮はもちろんOEK音楽監督の井上道義マエストロ。…

OEK設立20周年記念公演「第九」

OEK

オーケストラ・アンサンブル金沢がこの秋、めでたく設立20周年を迎えました。20年前といえば1988年(昭和63年)、中日ドラゴンズが久々に優勝した年であります。郭源治が泣いております。勇んでナゴヤ球場(当時)に日本シリーズ第一戦を観に行ったはいいも…

おくりびと

所属オーケストラの解散で職を失った元チェロ奏者が、郷里の山形で納棺師として生きていくというお話。モントリオール世界映画祭のグランプリを受賞したとかで話題になっていましたが、評判にたがわず素晴らしい作品でした。 誰にも訪れる人間の死というもの…

パコと魔法の絵本

最高! 現時点で今年のマイベスト作品であります。 原作は、後藤ひろひとさんの舞台「ガマ王子vsザリガニ魔人」。ストーリー自体はシンプルでわかりやすいものです。偏屈で超ワガママな会社社長・大貫は入院先の病院でも嫌われ者の「クソじじい」。しかし、…

【OEK定期246M】岩城宏之メモリアル・コンサート

OEK

いよいよOEKの2008-2009シーズンが始まります。今シーズンからフィルハーモニー・シリーズに加え、新たにマイスターシリーズでも定期会員になり、しかも2階最前列という好位置の座席を確保できました。 仕事を終えて音楽堂に到着したのは、ホワイエで行われ…

百万円と苦虫女

ひょんなことから前科者になってしまった鈴子は、地元に居づらくなり実家を離れる決心をします。「自分探し」ではなく、むしろ「自分を探したくない」という現実逃避の旅。たどりついた先で働き口を見つけて黙々と働き、貯金が百万円に達すると――それはちょ…

ラフマニノフ ある愛の調べ

ロシアの音楽家セルゲイ・ラフマニノフの半生を描いた作品。米国演奏ツアー中のラフマニノフが過去を回想するという構成になっていますが、それらのエピソードを時系列順に整理すると、ざっと以下のようになります。 貴族出身だったが生家が没落し両親が離婚…

2008年夏の美味

2008年8月9日「観能の夕べ」の前に。 金沢市広坂「漆器の能作」本店4階「甘味処 漆の実」にて。 抹茶クリームぜんざい&お茶のセット。 「観能の夕べ」の後に。 金沢市片町「金沢あぶり焼 味の蔵」にて。 刺身の盛り合わせ。 2008年8月29日「ぐるりのこと。…

【購入検討】ハイドン弦楽四重奏曲集(ブッフベルガー四重奏団)

最近、ハイドンの弦楽四重奏曲に浸りたいなあ~と思うときがあり、ちょこっと調べてみたのですが、曲数が多いせいかあまり全集がありません。コストパフォーマンス的には、ブッフベルガー四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲集がわりと評判が良いようです…

ぐるりのこと。

何事にも几帳面でちゃんとしたい妻と、だらしがなくいい加減で頼りなげな夫。幼子を亡くしてから「ちゃんとできない」ことに思い悩み、妻は心を病んでいくのですが、法廷画家の夫は、公判の場で90年代に起こった凶悪犯罪に接しながら、とりわけ子どもが犠牲…

20世紀少年【試写会】

人気マンガの映画化ですが、原作は読んでいません。まあ、この作品に限らず、ここ20年くらい「のだめ」以外のマンガはほとんど読んでいないんですけどね。というわけで、この作品のことを知ったのは映画の制作発表のときだったのですが、まずキャストの豪華…

テレビ的なネタ目線の北京五輪ベスト10

北京五輪も終わってしまいました。いわゆる名場面というのもたくさんありましたが、ここはひとつテレビウォッチャーらしく、テレビ的なネタという観点から印象に残ったシーンのベスト10をあげてみたいと思います。 第1位 ソフトボール女子 日本チーム【金】 …

歩いても 歩いても

主人公夫婦の阿部寛さん&夏川結衣さんといえば「結婚できない男」ですが、この作品では無事結婚しており、すでに子どももいます。もっとも、妻はバツイチ、息子は連れ子で、そのことを夫の両親は気に入らない様子。そんな実家に嫌々ながら久々に帰省した息…

接吻

自らの逮捕に際して不気味に笑みを浮かべる殺人犯・坂口。テレビでその微笑を目の当たりにした瞬間、今まで孤独で抑圧された人生を歩んできたOLの京子は、坂口と自分は同類だと確信する。狂気的な主人公を演じる小池栄子さんの演技が光る作品です。 通常人の…

崖の上のポニョ

舞台は海辺の小さな町。崖の上の一軒家に住む5歳の男の子・宋介と、さかなの子「ポニョ」の出会いと成長の物語。宋介に出会ったことで人間になりたいと願うようになったポニョは海の世界を抜け出しますが、そのために人間の世界に大変な事態を引き起こします…

【観能の夕べ】狂言「魚説法」能「三輪」

昨年に引き続き、この夏も高校の同窓生2人とともに「観能の夕べ」に行きました。気軽に能を楽しみ、その後は友と飲んで暑気払い。夏の恒例行事になりつつあります。 狂言「魚説法(うおぜっぽう)」。仏門に入ったばかりの新発意(しんぼち=新弟子)はお布…

ざんげの値打ちもない

昨日の「NHK歌謡コンサート」は阿久悠さんの特集でした。8月1日の一周忌に放映されたドラマ「阿久悠物語」がなかなか興味深かったので、その流れでなんとなく見ていたのですが、北原ミレイさんの「ざんげの値打ちもない」という曲には見入ってしまいました。…

祝!マサさん200勝!!

満員のナゴヤドームでのジャイアンツ戦、ドラゴンズが5-1でリードして迎えた9回表。マウンドに上がった山本昌投手=マサさんの目は既に赤くなっていました。スカパー!で観ているだけのわたしも、なぜか同様にぐっときています。昨年の日本一の瞬間は、前代…