かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

シネマ歌舞伎「野田版研辰の討たれ」@金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館では、現在「日比野克彦アートプロジェクト『ホーム→アンド←アウェー』方式 meets NODA [But-a-I] 」と題し、劇作家・演出家の野田秀樹氏をゲストアーティストに迎え、演劇要素を美術館表現に導入するプロジェクトが進行中。この日はそのプ…

【OEK定期247PH】[クレーメル&KB]×[井上&OEK]合同演奏会「北欧物語」

OEK

OEK2008-2009シーズンのフィルハーモニー・シリーズ第一弾。先日のOEK設立20周年記念公演に引き続き、ギドン・クレーメルさんと彼が率いるクレメラータ・バルティカ(KB)をゲストに迎えての合同演奏会です。指揮はもちろんOEK音楽監督の井上道義マエストロ。…

OEK設立20周年記念公演「第九」

OEK

オーケストラ・アンサンブル金沢がこの秋、めでたく設立20周年を迎えました。20年前といえば1988年(昭和63年)、中日ドラゴンズが久々に優勝した年であります。郭源治が泣いております。勇んでナゴヤ球場(当時)に日本シリーズ第一戦を観に行ったはいいも…

おくりびと

所属オーケストラの解散で職を失った元チェロ奏者が、郷里の山形で納棺師として生きていくというお話。モントリオール世界映画祭のグランプリを受賞したとかで話題になっていましたが、評判にたがわず素晴らしい作品でした。 誰にも訪れる人間の死というもの…

パコと魔法の絵本

最高! 現時点で今年のマイベスト作品であります。 原作は、後藤ひろひとさんの舞台「ガマ王子vsザリガニ魔人」。ストーリー自体はシンプルでわかりやすいものです。偏屈で超ワガママな会社社長・大貫は入院先の病院でも嫌われ者の「クソじじい」。しかし、…

【OEK定期246M】岩城宏之メモリアル・コンサート

OEK

いよいよOEKの2008-2009シーズンが始まります。今シーズンからフィルハーモニー・シリーズに加え、新たにマイスターシリーズでも定期会員になり、しかも2階最前列という好位置の座席を確保できました。 仕事を終えて音楽堂に到着したのは、ホワイエで行われ…

百万円と苦虫女

ひょんなことから前科者になってしまった鈴子は、地元に居づらくなり実家を離れる決心をします。「自分探し」ではなく、むしろ「自分を探したくない」という現実逃避の旅。たどりついた先で働き口を見つけて黙々と働き、貯金が百万円に達すると――それはちょ…

ラフマニノフ ある愛の調べ

ロシアの音楽家セルゲイ・ラフマニノフの半生を描いた作品。米国演奏ツアー中のラフマニノフが過去を回想するという構成になっていますが、それらのエピソードを時系列順に整理すると、ざっと以下のようになります。 貴族出身だったが生家が没落し両親が離婚…

2008年夏の美味

2008年8月9日「観能の夕べ」の前に。 金沢市広坂「漆器の能作」本店4階「甘味処 漆の実」にて。 抹茶クリームぜんざい&お茶のセット。 「観能の夕べ」の後に。 金沢市片町「金沢あぶり焼 味の蔵」にて。 刺身の盛り合わせ。 2008年8月29日「ぐるりのこと。…

【購入検討】ハイドン弦楽四重奏曲集(ブッフベルガー四重奏団)

最近、ハイドンの弦楽四重奏曲に浸りたいなあ~と思うときがあり、ちょこっと調べてみたのですが、曲数が多いせいかあまり全集がありません。コストパフォーマンス的には、ブッフベルガー四重奏団によるハイドンの弦楽四重奏曲集がわりと評判が良いようです…

ぐるりのこと。

何事にも几帳面でちゃんとしたい妻と、だらしがなくいい加減で頼りなげな夫。幼子を亡くしてから「ちゃんとできない」ことに思い悩み、妻は心を病んでいくのですが、法廷画家の夫は、公判の場で90年代に起こった凶悪犯罪に接しながら、とりわけ子どもが犠牲…