かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

20世紀少年【試写会】

人気マンガの映画化ですが、原作は読んでいません。まあ、この作品に限らず、ここ20年くらい「のだめ」以外のマンガはほとんど読んでいないんですけどね。というわけで、この作品のことを知ったのは映画の制作発表のときだったのですが、まずキャストの豪華さに目をみはりました。唐沢寿明さん、豊川悦司さん、常盤貴子さん、香川照之さん、石塚英彦さん、宇梶剛士さん、宮迫博之さん、生瀬勝久さん、小日向文世さん、佐々木蔵之介さん、石橋蓮司さん、中村嘉葎雄さん、黒木瞳さん。実力と人気・実績を兼ね備えたこれらの俳優さんがみなメインキャストという盛りだくさんぶりです。で、おはなしはSFサスペンスだといいます。どんだけ壮大な作品なんだと瞬時にワクワクし、思わずWikpediaで「20世紀少年」を参照したところ、映画も観ず原作も読まないうちから、物語の最大の焦点である「ともだち」の正体を知ってしまいました。あ~あ。

もっとも、あれから数ヶ月経ち、原作をきちんと読んでいたわけではないため、Wikpediaで読んだ記憶はそれほど定着していないようで、これなら素の状態で楽しめるかな~と思いきや、肝心の「ともだち」が誰かということだけはキャストの印象からやはり覚えているわけで、まあ、それくらいの知識レベルの僕が、今回、たまたま友人からた試写会の招待券でいただいたので、鑑賞してきたわけですが・・・。

かなり面白かったです!

「ともだち」はこいつだ!と思いながら観ると、なるほどたしかにそういう演技・演出がなされているのがわかり興味深いのですが、かなり大雑把なプロット以外は結局その「ともだち」の正体くらいしか覚えていないことが判明し(カンナがこの作品のもうひとりの主人公だということも忘れていた)、その意味では、この人はどういう人か、あの人とどういう関係かなどとグリングリン頭を働かせたり、ああ、あれはこういうことか!さてこれからどうなるのか!?とドキドキしながら観ることができ、2時間半の長時間ながららまったく退屈することもありませんでした。

結局原作はほとんど知らなかったわけですが(苦笑)、この映画が3部作であるということは知っており、鑑賞後、あのラストはどういうことか、これからどうなるんだ、結局何も解決していないじゃないか、と次回作が今から待ち遠しくなってしまいました。来年といわず3ヶ月連続くらいで立て続けに公開すればいいのに・・・とじれったくなります。で、イケナイとわかっていながら、やっぱりWikpediaを再び参照し(半年前に初めて参照したときより当然ながらかなり理解できる)、その後の展開をしっかり把握してしまいました。あ~あ。

ここはひとつ、いっそのこと第2章公開までに原作をがっつり読み込んで、次回からは原作を反芻しそのシンクロ具合を楽しみながら鑑賞するのはどうだろうと思ったりします。・・・ああそうか、こうやって原作を買わせるんだな。さすがだ!
409941521X20世紀少年BOX
浦沢 直樹
小学館 2008-08-09

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(2008/08/28@イオンシネマ金沢フォーラス)

★★★★