読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

第10回北陸新人登竜門コンサート with 井上道義&OEK(2011/4/17@石川県立音楽堂)

北陸3県縁故の若手有望音楽家がOEKと共演する北陸新人登竜門コンサート。もうすっかり毎年恒例といった感じですね。今年はピアノ部門ですので、舞台もいっそう華やかなものとなりました。

まずは大野真理子さんによるシューマン。これはカッコイイ楽曲ですよね。少々オケと合ってないところもあったような気もしますが、情感豊かな堂々たる演奏でした。第3楽章ではオケとのバランスの点も改善された気がします。
 
続いて前垣内美帆さんによるモーツァルト。この人のピアノは音が綺麗ですね。オケにもよくなじんでいて、モーツァルトにぴったりです。いい意味で眠たくなるような(失礼?)透明感のある上品な演奏でした。

後半に登場するのは相良容子さんです。北陸新人登竜門コンサートの前身「石川県新人登竜門コンサート」に出演経験のある田島睦子さんをゲストに迎えて、プーランクの2台ピアノ協奏曲が演奏されました。…この曲は面白い! 初めて聴く曲だったのですが、冒頭からすっかり惹き込まれました。相良さんのピアノはたいへん輝かしく、田島さんの打鍵は打楽器と相乗効果を発揮して心地よいリズムを刻みます。オケの配置も独特で、向かい合わせの2台ピアノの上手側前列に木管楽器を配置、楽しい旋律が前面からスカッと聴こえます。ピアノ裏のセンターにはヴィオラ、その奥のほうにはチェロと金管がずらりと並びオケをパワフルに支えます。近代フランスっぽいキラキラした華やかな楽曲に、指揮する井上さんも楽しそう…!もちろん聴き手のぼくも気分ノリノリでありました。 

素敵な若手ピアニストとともに、なんとも魅力的な楽曲にも出会えた楽しい音楽会でした。



オーケストラ・アンサンブル金沢
第10回北陸新人登竜門コンサート【ピアノ部門】

日時:2011年4月17日(日)15:00開演
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:井上道義 Conductor: Michiyoshi Inoue
管弦楽オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサート・マスター:サイモン・ブレンディス Concertmaster: Simon Blendis

《ピアノ:大野真理子 Mariko Ohno, Piano》
■R.シューマン Robert Schumann (1810-1856)
 ピアノ協奏曲 イ短調 作品54
 Piano Concerto in A minor, op.54

《ピアノ:前垣内美帆 Miho Maegaito, Piano》
■W.A.モーツァルト Wolfgang Amadeus Mozart (1756-1791)
 ピアノ協奏曲 第25番 ハ長調 K.503
 Piano Concerto No.25 in C major, K.503

----- 休憩 Intermission -----

《ピアノ:相良容子・田島睦子(ゲスト) Yoko Sagara/Mutsuko Tajima(guest), Piano》
■F.プーランク Francis Poulenc (1899-1963)
 2台のピアノと管弦楽のための協奏曲 ニ短調
 Concerto for two pianos and orchesra in D minor