かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

宮廷画家ゴヤは見た

ゴヤの伝記的映画なのかなと思っていたのですが、そうではありませんでした。ゴヤはあくまで宮廷画家という観察者・目撃者としての立場で、主役ではありません。

といってもがっかりはしていませんよ。ゴヤは18世紀のスペインの革命の動乱において、ある2人の悲劇的な愛を見つめることになるのですが、彼ら2人が本作の主役です。これがまあ、悲劇的というか、狂気的というか、屈折しているというか、イビツというか、そういう異形な愛が壮絶でした。この2人の間にあるものが愛なのか何なのかさえわからないくらいですが、とにかく目を離せません。

ハビエル・バルデムナタリー・ポートマン。海外の俳優にはめっぽう疎い僕ですが、この2人は憶えていようと思います。

(2008/12/21@シネモンド)

★★★★