かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

OEK第7回北陸新人登竜門コンサート

北陸ゆかりの若手音楽家からオーディションで優秀な新人を選出し、OEKと共演するコンサート。今年はピアノ部門から河合美知さん、徳永雄紀君、竹田理琴乃さんの3名がOEKとピアノ協奏曲を演奏します。河合さんの年齢は(池辺先生の解説によると)井上さんの半分くらいで、徳永君と竹田さんはさらにその半分、中学生でああります。すごいねー。

一番手の河合さんはショスタコーヴィチのコンチェルト。これはとてもおもしろい曲。終楽章の進軍ラッパみたいなところとか、トランペット(OEKの藤井さん)が大活躍で、ほとんどピアノとトランペットのための協奏曲といっていいくらいです。ショスタコーヴィチの権威である井上マエストロも好みではないかと。演奏もしっかりしたものでしたが、曲自体の魅力に心奪われてしまいました。

続いて登場した徳永君は燕尾服が初々しい。ショパンの協奏曲第1番。流麗な演奏が心地よく、ところどころ、いい夢見させていただきました(苦笑)。最近の寝不足がたたったでしょうか・・・失礼。

最後は竹田さんによるショパンの協奏曲第2番。真っ赤なドレスがお人形さんのようでした。でも、演奏は大人顔負けの表現力を披露。ものすごく情感たっぷりで、すばらしかったです。これでもまだ中学生。すごいねー。

オーケストラ・アンサンブル金沢
第7回北陸新人登竜門コンサート【ピアノ部門】

日時:2008年4月12日(日)開演15:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:井上道義
管弦楽オーケストラ・アンサンブル金沢

ショスタコーヴィチ
 ピアノ協奏曲第1番 ハ短調 作品35
 ~ピアノ独奏:河合美知
 ~トランペット独奏:藤井幹人(OEK)

ショパン
 ピアノ協奏曲第1番 ホ短調 作品11
 ~ピアノ独奏:徳永雄紀

ショパン
 ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 作品21
 ~ピアノ独奏:竹田理琴乃