【OEK定期273F】天沼裕子「音のミステリー」~映画音楽と自作オペラで
OEKファンタジーシリーズ公演。このシリーズに関しては僕は定期会員ではないのですが、他シリーズ定期会員の特典(?)でこの日の公演の招待券が手に入りました。折しもこの日当地では冬の訪れを告げる雷「鰤起こし」が鳴る悪天候でしたが、せっかくの機会ですので、暴風と積雪のなか、がんばって出かけてきた次第です。
もっともあてがわれた座席は2階のバルコニー席最後方。あまりいい席とはいえません。ではまあ今回は肩肘張らず気楽に楽しむことにいたしましょう。前半は映画音楽。馴染み深い曲ばかりでリラックスして聴きました。ブラスがちょっと雑だったですけど、コンマス松井さんのソロは綺麗でした。MCは北陸放送の長田哲也アナウンサー。映画やテレビのキャラクターに扮装して大奮闘でした!
後半は天沼裕子さん作曲のオペラ「裏切る心臓」。エドガー・アラン・ポーの原作です。サスペンス心理劇と申しましょうか、死に直面した老人を見つめる女の狂気が描かれております。ソプラノのマリア・ベルウニスさんは学生ということですが、そうした天沼さんの妖しい世界観が伝わってきて、堂々たる舞台でした。
長田さんとのトークによると、天沼さんは熟年音楽家のための終のすみかを作りたいという夢があるとのこと。そのためにオペラ作曲家として身を立てたいと。今作はその先駆けとなる第一作というわけでありました。
もっともあてがわれた座席は2階のバルコニー席最後方。あまりいい席とはいえません。ではまあ今回は肩肘張らず気楽に楽しむことにいたしましょう。前半は映画音楽。馴染み深い曲ばかりでリラックスして聴きました。ブラスがちょっと雑だったですけど、コンマス松井さんのソロは綺麗でした。MCは北陸放送の長田哲也アナウンサー。映画やテレビのキャラクターに扮装して大奮闘でした!
後半は天沼裕子さん作曲のオペラ「裏切る心臓」。エドガー・アラン・ポーの原作です。サスペンス心理劇と申しましょうか、死に直面した老人を見つめる女の狂気が描かれております。ソプラノのマリア・ベルウニスさんは学生ということですが、そうした天沼さんの妖しい世界観が伝わってきて、堂々たる舞台でした。
長田さんとのトークによると、天沼さんは熟年音楽家のための終のすみかを作りたいという夢があるとのこと。そのためにオペラ作曲家として身を立てたいと。今作はその先駆けとなる第一作というわけでありました。
オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第273回定期公演ファンタジー・シリーズ
The 273rd Subscription Concert / Fantasie - serie
日時:2009年12月18日(金)19:00開演 Friday, 18 Deccember 2009 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:天沼裕子 Conductor: Yuko Amanuma
コンサートマスター:松井直 Concertmaster: Naoki Matsui
●ミッション・インポッシブル
(作曲:D. エルフマン/編曲:榊原栄)
●刑事ドラマメドレー 西部警察~太陽にほえろ!~Gメン'75
(編曲:榊原栄)
●ジ・エンターテイナー ~映画「スティング」より
(作曲:S. ジョプリン/編曲:鈴木行一)
●第三の男
(作曲:A. カラス/編曲:榊原栄)
●太陽がいっぱい
(作曲:N. ロータ/編曲:沢田完)
●警部補・古畑任三郎「主題」
(作曲:本間勇輔/編曲:榊原栄)
---休憩---
■天沼裕子 Yuko Amanuma
オペラ「裏切る心臓」(1幕5場 オーケストラ版)
Das varraterische Herz, Oper in I Akt 5 Szene
~ソプラノ:マリア・ベルウニス Soprano: Maria Bernius
バリトン:フェリックス・ラートゲーバー Baritone: Felix Rathgeber