明日の記憶
途中からもう、涙でぐちょぐちょですよ…。
50歳手前の働き盛りの男が若年性アルツハイマーを発症、
どんどん記憶を失い、怯え、悲しみ、荒んでいく。
そんな夫を支え、しばしば絶望を垣間見ながらも、
健気に奮闘する妻。
話の筋だけでも涙腺にとって充分ヘヴィなのに、
主役夫妻の渡辺謙さんと樋口可南子さんの演技が絶品。
脇も芸達者さんが揃っているし、演出も効果的。
次々と涙のツボが刺激され、頬が乾く間がない。
時間に細かいクライアントの香川照之とか、
(たぶん)同期だけど上司の遠藤憲一とか、
ちょっと嫌なやつ~と思わせておいて、
ここ一番でぽろっと心に染みることを言う。
主治医のミッチーにもやられた。
冷静で事務的な診断。クールな表情。
でも、その裏には熱い想いが溢れていたのであった。
#それにしても「桜、電車、ねこ」とか普通にむずかしい。
そして…出ました、大滝秀治。
酒をかっくらい、芋をむさぼり食い、
「東京ラプソディ」を絶唱する。
人から呆けたのなんだの言われるが、
そんなことはわしが決めると熱弁をふるう。
「生きてりゃいいんだよ!生きてりゃ!」
大滝秀治ならではの生命力、説得力。
たとえ記憶は失ったとしても、
人間としての尊厳は決して失っていない。
この誇り高い態度に触れたことが、
直後のラストシーンで活きてくる。
ものすごく悲しくて切ない瞬間であったが、
かすかな希望が見える。少なくとも、救われる。
エンディングがいささか唐突に感じたのは、
そういった強烈な状況を一瞬にしてくるみこみ、
穏やかに収束させてくれた渡辺謙さんと
樋口可南子さんの手腕であろう。
…というようなことに、後から思い至った。
やっぱり、役者さんってすごい。
「明日の記憶」公式サイト
http://www.ashitanokioku.jp/
50歳手前の働き盛りの男が若年性アルツハイマーを発症、
どんどん記憶を失い、怯え、悲しみ、荒んでいく。
そんな夫を支え、しばしば絶望を垣間見ながらも、
健気に奮闘する妻。
話の筋だけでも涙腺にとって充分ヘヴィなのに、
主役夫妻の渡辺謙さんと樋口可南子さんの演技が絶品。
脇も芸達者さんが揃っているし、演出も効果的。
次々と涙のツボが刺激され、頬が乾く間がない。
時間に細かいクライアントの香川照之とか、
(たぶん)同期だけど上司の遠藤憲一とか、
ちょっと嫌なやつ~と思わせておいて、
ここ一番でぽろっと心に染みることを言う。
主治医のミッチーにもやられた。
冷静で事務的な診断。クールな表情。
でも、その裏には熱い想いが溢れていたのであった。
#それにしても「桜、電車、ねこ」とか普通にむずかしい。
そして…出ました、大滝秀治。
酒をかっくらい、芋をむさぼり食い、
「東京ラプソディ」を絶唱する。
人から呆けたのなんだの言われるが、
そんなことはわしが決めると熱弁をふるう。
「生きてりゃいいんだよ!生きてりゃ!」
大滝秀治ならではの生命力、説得力。
たとえ記憶は失ったとしても、
人間としての尊厳は決して失っていない。
この誇り高い態度に触れたことが、
直後のラストシーンで活きてくる。
ものすごく悲しくて切ない瞬間であったが、
かすかな希望が見える。少なくとも、救われる。
エンディングがいささか唐突に感じたのは、
そういった強烈な状況を一瞬にしてくるみこみ、
穏やかに収束させてくれた渡辺謙さんと
樋口可南子さんの手腕であろう。
…というようなことに、後から思い至った。
やっぱり、役者さんってすごい。
「明日の記憶」公式サイト
http://www.ashitanokioku.jp/