かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

OEKふだん着ティータイムコンサート Vol.14@金沢市民芸術村(2011/05/29)

オーケストラ・アンサンブル金沢の楽員のみなさんが自主的に運営する無料の音楽会。クラシックを市民のみなさんにより身近に感じてもらうための企画だそうで、金沢市民芸術村で演奏者もお客さんもふだん着で楽しみます。ぼくは昨年に続いて2回目の参加です。

まずはオープンスペースにて、OEK全体による「子供のためのコンサート」。ファゴットの柳浦さんの司会のもと、楽員および楽器の紹介を交えながら、親しみやすい曲を演奏していきます。名物はお客さんによる指揮者体験コーナー。子どもたちが我先にと争って「運命」または「さんぽ」の指揮に挑みます。自分の指揮棒のタイミングでオケが動くという体験はどんなもんかなー?

その後は隣のミュージック工房に移動して、室内楽のコンサート。まず第1部は、先ほど司会で奮闘した柳浦さんが、ヴァイオリンの若松さん、ヴィオラの丸山さん、チェロのキムさんという新入楽員3人とともに登場。モーツァルトのような雰囲気のドゥヴィエンヌのファゴット四重奏曲などを演奏。松井さん、上島さん、石黒さん、大澤さんのおなじみのカルテットは「こどものためのハイドン講座」。上島さんの解説によりハイドンの親しみやすい弦楽四重奏曲が抜粋演奏されました。さらにふたたび柳浦さんが登場し、クラリネットの遠藤さんとのデュオ。

第2部は大村さん率いるセカンドヴァイオリンチームによる四重奏。セカンドヴァイオリンの首席奏者は江原さんですが、この4人は「酒席奏者」だそうです(笑)。通奏低音のないテレマンの作。大澤さんはバッハ無伴奏よりサラバンド。あいかわらず味のあるトークがおもしろい。オーボエの加納さんはヘッケルフォーン(Heckelphone)という馬鹿長い管楽器で登場。ファゴットの渡邉さんともにクープランのデュオ。
 
第3部は坂本さん、グーギンズさん、古宮山さん、大澤さん、今野さんによるドヴォルザーク弦楽五重奏曲から。これはいい曲ですねえ。やっぱりドヴォルザーク♪ 山野さんはイザイのソナタクライスラーに献呈したという難曲。続いては、坂本さん、遠藤さん、渡邉さん、山田さん、今野さんによる楽しげな「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」。最後は、ヴァイオリン3(若松さん、ヒューズさん、原さん)、ヴィオラ3(古宮山さん、丸山さん、石黒さん)、チェロ3(キムさん、早川さん、大澤さん)、コントラバス1」(今野さん)によるブランデンブルク協奏曲第3番。弦9部からなる複雑な掛け合いがおもしろく聴き応えも満点。

今回は室内楽も含め、全ステージをはじめて通して聴きました。いっそう親しみがわきました♪

オーケストラ・アンサンブル金沢楽員によるふだん着ティータイムコンサート Vol.14

日時:2011年5月29日(日)14:00開演
会場:金沢市民芸術村 オープンスペース(PIT3)/ミュージック工房(PIT4)

14:00~ 子供のためのコンサート@PIT3 オープンスペース
演奏:オーケストラ・アンサンブル金沢

ハンガリー舞曲第5番」
ピチカート・ポルカ
クラリネットポルカ
鍛冶屋のポルカ
恒例!1分間指揮者コーナー(「運命」「さんぽ」)
~みんなで歌おう~「上を向いて歩こう

15:10~ 室内楽コンサート@PIT4 ミュージック工房

第1部
《柳浦慎史/若松みなみ/丸山萌音揮/ソンジュン・キム》
■F.ドゥヴィエンヌ:ファゴット四重奏曲 第2番 へ長調 作品73-2 より
■童謡「七つの子」

《松井直/上島淳子/石黒靖典/大澤明》
「こどものためのハイドン講座」
ハイドン弦楽四重奏曲より
 「ひばり」「鳥」「騎手」「日の出」「五度」「あいさつ」「皇帝」「冗談」

《柳浦慎史/遠藤真理》
■ボザ:コントラスツIII より 5、8、7
■世界の曲 ロンドンデリーのうた~フニクリフニクラ~ビューティフルドリーマー


第2部
《大村俊介/若松みなみ/原三千代/ヴォーン・ヒューズ》
■G.Ph.テレマン:4つのヴァイオリンのための協奏曲 ハ長調 通奏低音なし

《大澤明》
J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008 より「サラバンド

加納律子/渡邉聖子》
クープラン:コンセール 第13番
 ※ヘッケルフォーン(Heckelphone)

第3部
《坂本久仁雄/トロイ・グーギンズ/古宮山由里/大澤明/今野淳》
ドヴォルザーク:弦楽五重奏曲 ト長調 作品77 より 第1楽章・第4楽章

《山野祐子》
■E.イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第4番 より 第1曲「アルマンド」、第3曲「フィナーレ」
 ※クライスラー献呈

《坂本久仁雄/遠藤真理/渡邉聖子/山田篤/今野淳》
R.シュトラウス(F.ハーゼンエール編曲):もう一人のティル・オイレンシュピーゲル

《若松みなみ/ヴォーン・ヒューズ/原三千代/古宮山由里/丸山萌音揮/石黒靖典/ソンジュン・キム/早川寛/大澤明/今野淳》
J.S.バッハブランデンブルク協奏曲 第3番 ト 長調 BWV1048

【食・酒】Noodle kitchen TERRA(2011/05/28)/客野製麺所(2011/05/29)

Noodle kitchen TERRA@野々市・扇ヶ丘(2011/05/28)

前夜のレコード鑑賞会でいささか飲み過ぎてしまい、二日酔いでございます。こんなときは汁気がほしい、できれば体にやさしいものを…と考えたところ、こちらTERRAさんを思いつきました。前回からおよそ1ヶ月ぶりの再訪となります。

IMG_2126
鶏白湯スープの「コク塩らぁめん テラ」


IMG_2129
こちらは鶏清湯スープの「塩らぁめん とりしお」



関連ランキング:ラーメン | 野々市工大前駅馬替駅


--------------------------------------------------------------------------
客野製麺所@金沢・西都(2011/5/29)
http://kyakumen.com/

2日続けてお昼はラーメン(笑)。この日は「きゃ」のかわいいロゴでおなじみ、客野製麺所さんです。こちらは前回から約3ヶ月ぶりくらいの再訪。

IMG_2131
中華そば(濃口醤油)。麺のコシがきめてですネ!


IMG_2132
ミニパーコー丼といっしょに…(^^)


IMG_2130
香油ねぎラーメン。ねぎたっぷり!



関連ランキング:ラーメン | 磯部駅上諸江駅割出駅



第14回昭和歌謡レコード鑑賞会(2011/5/27)

今回の昭和歌謡レコード鑑賞会は特別編! われらがジャズマスター、JZさんをお迎えして「ジャズ歌謡」を聴く「JAZZ会バージョン」であります。JZさんが歌謡曲に近い感じの日本のジャズミュージックをチョイスして、アナログのLPレコードをご持参くださるとのこと。

…その前に、O先輩、カトちゃんとともに、いつものいろは食堂に集結して、まずは腹ごしらえです。

IMG_2104IMG_2108
定番!シロの味噌煮と牛すじ煮込み


IMG_2110IMG_2113
白身魚の天ぷら そして飲み干されたビールたち…


IMG_2114IMG_2116
シメはいなりうどん 右がウワサの「冷やしカツカレーうどん」!


なお、この日いろは食堂に赴く前に、所用にてこすもすさんに寄ったところ、iiizmiiさんも後でこっそり乱入するとのこと。それはおもしろい企みだとひとりニヤニヤしていたら、いろは食堂で宴会を初めてしばらくした頃、iiizmiiさんがカーリーヘアーのウィッグにサングラスという浅川マキ風(あくまでiiizmiiさんのイメージ)のいでたちでお店に登場。おおいに盛り上がりました。で、さらに、その後なんとCamillaさんまでが登場!?あれ、今日は仕事が忙しいって聞いてたけど…って、これはじつはぼくだけが知らないサプライズだったそうです…! いや、iiizmiiiさんが登場するのもじつは前もって計画されており、たまたまぼくが直前に訪ねて行ってしまったという…あわわ、すっかり騙された(*´ω`*)

結局、ジョーさん以外のいつものJAZZ会メンバーが大挙して、O先輩のお宅におじゃまするかたちになりました。なお、今回はプログラムも特殊だし、わりと内輪的な趣きが強いので、Ustream中継はおこないませんでした。

以下、カトちゃんのメモを元に、当日のプレイリストを列挙します。


◎:JZさんリクエスト&持ち込み曲
○:カトちゃん/quackeyリクエスト曲
●:O主宰選曲

▽▽▽▽▽昭和歌謡レコード鑑賞会 ~JAZZ会バージョン~▽▽▽▽▽

【ようこそJZさん オーディオ&筒美京平のご紹介】
●"You'd be so nice to come home to"
  - Art Pepper meets The Rhythem Section
●「太陽は泣いているセンセーション'78」山内恵美子
 (作詞:橋本淳/作曲・編曲:筒美京平
●「太陽は泣いている」いしだあゆみ 
 (作詞:橋本淳/作曲・編曲:筒美京平
●「魅せられて」ジュディ・オング
 (作詞:阿木燿子/作曲・編曲:筒美京平

【JZさん持ち込みLPより 笠井紀美子矢野顕子本多俊之
◎「夏の初めのイメージ」笠井紀美子 ※LP「TOKYO SPECIAL」より
 (作詞:安井かずみ/作曲:筒美京平/編曲:鈴木宏昌
◎「待ってて(Laid Back Mad Or Mellow)」笠井紀美子 ※LP「TOKYO SPECIAL」より
 (作詞:安井かずみ/作曲:矢野顕子/編曲:鈴木宏昌
◎「在広東少年」矢野顕子 ※LP:渡辺香津美「KYLYN LIVE」より)
 (作詞・作曲:矢野顕子/編曲:坂本龍一
●「あしたこそ、あなた」矢野顕子
 (作詞・作曲・編曲:矢野顕子
●「春咲小紅」矢野顕子
 (作詞:糸井重里/作曲:矢野顕子/編曲:ymoymo)
●「在広東少年」矢野顕子 ※「春咲小紅」B面
 (作詞・作曲・編曲:矢野顕子
●「ごはんができたよ」矢野顕子
 (作詞・作曲:矢野顕子/編曲:矢野顕子坂本龍一
◎「MOONLIGHT DANCE 月のテラス」西尾美汐 ※LP:本多俊之「ラジオクラブ」より
 (作詞:西尾美汐/作曲・編曲:本多俊之

角川映画主題歌】
《映画「ねらわれた学園」主題歌》
●「守ってあげたい」松任谷由実 
 (作詞・作曲:松任谷由実/編曲:松任谷正隆
《映画「野生の証明」主題歌》
◎「戦士の休息」町田義人
 (作詞:山川啓介/作曲・編曲:大野雄二)
《映画「晴れ、ときどき殺人」主題歌》
○「晴れ、ときどき殺人(キル・ミー)」渡辺典子 ※quackeyリクエスト
 (作詞:阿木燿子/作曲:宇崎竜童/編曲:朝川朋之)

【大阪ソング】
◎「おそうじオバチャン」憂歌団  ※CD「PURE BEST」より
 (作詞:沖てる夫(木村秀勝)/作曲・編曲:憂歌団
○「OSAKA LADY BLUES ~大阪レディ・ブルース~」桑田佳祐 ※カトちゃんリクエスト
 ※LPアナログアルバム「MUSIC MAN」より
 (作詞・作曲・編曲:桑田佳祐
◎「大阪で生まれた女」BORO
 (作詞・作曲:岡山準三&BORO/編曲:BORO&ROLLING CLUB BAND)
◎「河内のオッサンの唄」ミス花子
 (作詞・作曲・編曲:ミス花子)
◎「アホの坂田コメディNo.1
 (作詞:竹本浩三/作曲・編曲:キダ・タロー

【浪花のモーツァルト キダ・タロー
●「くいだおれ」 
●「551蓬莱
●千房「やきやきシャンソン
●千房「私食べごろよ」
●「有馬兵衛向陽閣
●「日本海みそ」
※CD「浪花のモーツァルト キダ・タローのすべて」より
 (作曲・編曲:キダ・タロー

【O先輩】
●「ドコモショップ有松音頭」O先輩
 (作詞・作曲・編曲:O先輩)
●「土蔵ブルース」ジョージ左折可
 (作詞・作曲・編曲:O先輩)
●「二人の上飯野」上飯野久美とヒマナスターズ
 (作詞:アクトシカツ/作曲:ジョージ佐折可/編曲:百万石欽太郎)

【言葉遊び…山下洋輔近藤等則タモリ
◎「寿限無山下洋輔 ※LP「寿限無 A Figure of Yamashita VOL.2」より
◎「オハラ・ショースケ」近藤等則&IMA ※LP「大変。」より
◎「タイヘン」近藤等則&IMA ※LP「大変。」より
●「“武蔵と小次郎” part4~アフリカ民族音楽“ソバヤ”」タモリ  ※CD「タモリ」より

浅川マキ
●「夜が明けたら」浅川マキ
 (作詞・作曲:浅川マキ/編曲:山木幸三郎)
●「 かもめ」浅川マキ  ※LP「MAKI LIVE」より
 (作詞:寺山修司/作曲・編曲:山木幸三郎)
●「少年」浅川マキ  ※LP「MAKI LIVE」より
 (作詞・作曲:浅川マキ/編曲:山木幸三郎)
●「死春記」浅川マキ  ※LP「MAKI LIVE」より
 (作詞:真崎守/作曲:浅川マキ/編曲:山木幸三郎)
●「ピアニストを撃て浅川マキ  ※LP「MAKI LIVE」より
 (作詞:寺山修司/作曲・編曲:山木幸三郎)

【エンディング】
●「燃えよドラゴンズ!板東英二(1974年版)
 (作詞・作曲:山本正之/編曲:神保正明


IMG_2118
この日かけたレコードたち。今回はJZさん持ち込みのLPが目立ちます。



いやあ、この回もまた独特で面白かったですねえ。とりわけ存在感があったのは矢野顕子さんですね。「在広東少年」のカッコイイこと。LP「KYLYN LIVE」と「春咲小紅」B面の両ヴァージョンともにすばらしい。

■「KYLYN LIVE」ヴァージョン


■「春咲小紅」B面ヴァージョン



あと、関西出身のJZさんとCamillaさんは、大阪ソング集を気に入っていただけたようです。特に、「浪花のモーツァルトキダ・タロー大先生のCMソングはかなりツボだったようで。フルオーケストラでのメドレー演奏の映像を見つけたので貼っておきます。

キダ・タロー シンフォニー メドレー



という感じで、違った意味でまた今回も盛り上がりました。O先輩のオリジナルソングも3曲かけてもらいましたし…(笑)。こういうふだん意識しない角度からの趣向も面白いものですね。またいずれ続編をしてみたいものです。


【食・酒】町屋イタリアン kayakaya@金沢・泉野出町(2011/05/25)

町屋イタリアン kayakaya@金沢・泉野出町(2011/05/25)

OEKコンサートの後に。町家ふうのおしゃれなお店ですけど、気さくなご夫妻がお出迎え。ワインやビールに合う美味しい料理がいっぱい。24時まで営業してるので、コンサートが終わってから行ってもじゅうぶん楽しめるのがgood!


IMG_2084IMG_2085
ヒューガルデン・ホワイト樽生を「でかグラス」でgbgb!(右に並べたのが通常グラス)
サングリアもウマー


IMG_2088
鯵のスモーク サラダ仕立て


IMG_2089
ホタテとキノコのガーリックバターソテー…これは美味ーーい!





関連ランキング:バル・バール | 野町駅西泉駅


--------------------------------------------------------------------------
その後はガレタッソ…

IMG_2092


【OEK定期302PH】OEK初登場リープライヒが魅せる ヨーロッパの潮流(2011/05/25@石川県立音楽堂コンサートホール)

この日のOEK定期公演は、図らずも「追悼」音楽の特集となりました。この公演のプログラムは1年以上も前に決まっていたのですが、まさか現にこれほど甚大な被害をもたらした大震災が起こるなんて…。偶然の一致とはいえ、気持ちが引き締まります。指揮はドイツ人指揮者アレクサンダー・リープライヒさん。OEK定期初登場です。

1曲目はエストニアの現役作曲家・ペルトの「レナルトの追憶に」。2006年に亡くなったレナルト・ゲオルク・メリ前エストニア大統領の追悼作品です。静謐で重厚な弦楽合奏曲。

2曲目は管・打楽器が加わってハイドン交響曲。これが何故に追悼?とおもいきや、この98番はモーツァルトの死の直後に作曲され、モーツァルトに対する追悼の想いが込められているとのこと。面白かったのは、弦が対向配置に入れ替わり、管・打楽器含め、チェロ以外の全員が起立して演奏したこと。対向配置はまあハイドンだからわかるのですが、全員が起立するというのはあまり知りません。ノンヴィブラート奏法が採用され、また、わざわざ対向配置にしたことも考え合わせると、当時の演奏スタイルがそのようであって、それを再現しようとしたのでしょうかね? あるいは、この日のノンヴィブラート奏法は「歯切れがのいい」というのとは違う、凍り固まった氷柱をスカっとと送り出すような?とてもダイナミックで、なにか不思議な感じに聴こえたのですけど、そういったダイレクトな効果を狙ったもの、より音が通るようにという思惑だったのかもしれません。でも、ナンダカンダ言っても、やっぱりハイドンは楽しいなあ。

後半最初はルトスワフスキ弦楽合奏によるバルトーク追悼の葬送曲。全員に譜面台が与えられ、つまり全員が別パートを演奏するという複雑な構成の曲。バルトークの緻密な構成力を彷彿とさせます。曲はチェロで始まり、中間部はこれが追悼曲なのかと疑うくらいスリリングなやりとりがなされ、最後はカンタさんのチェロで消え入るように終わります。

最後はハルトマン。交響曲といいつつ前曲に引き続き弦楽のみの合奏。この曲は第二次世界大戦の犠牲者に対する追悼の音楽とのこと。ユダヤ系のハルトマン自身もナチス批判を展開して不遇な時代を過ごしたそうなので、曲にこめられた思いは格別なものがあったことでしょう。3楽章からなる楽曲は事あるごとに不協和音が支配し、不安感緊張感が煽られます。

今日はハイドン以外は聴き馴染みのない現代音楽が中心でしたので、楽しげとか心地良いといった感情とは違う種類の音楽でした。面白いことは面白いのですけどね。集中して聴いていたら、はっきり言って重々しくて疲れちゃいました…(苦笑)。



オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第302回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 302nd Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2011年5月25日(水)19:00開演 Wednesday, 25 May 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:アレクサンダー・リープライヒ Alexander Liebreich, Conductor
管弦楽オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Abigail Young, Concertmaster

■A.ペルト Arvo Part (1935-)
 レナルトの追憶に
 For Lennart

■F.J.ハイドン Franz Joseph Haydn (1732-1809)
 交響曲 第98番 変ロ長調 Hob.I-98
 Symphony No.98 in B flat major, Hob.I-98

--- 休憩 Intermission ---

■W.ルトスワフスキ Witold Lutos?awski (1913-1994)
 葬送曲(バルトークの思い出のために)
 "Musique funebre", a la memoire de Bela Bartok

■K.A.ハルトマン Karl Amadeus Hartmann (1905-1963)
 交響曲 第4番
 Symphony No.4


【Jazz会#16】死刑台のエレベータが封切られた50年代をもう一度(2011/05/24@JZさん邸)

この日のJAZZ会はちょっと代わった趣向。1958年のフランス映画「死刑台のエレベーター」にマイルス・デイヴィスの即興演奏が使われているそうなので、まずはその映画を観ようというプラン。そして引き続き、マイルスを中心に1950年代のジャズを巡ってみようとのこと。


B002HLQM98死刑台のエレベーター【HDニューマスター版】 [DVD]
紀伊國屋書店 2009-09-26

by G-Tools


本日は、Camillaさんが都合がつかず来ることができませんでしたが遅れての参加になりましたが、JZ主宰がおばんざいをこしらえ、プロデューサーKは餃子とスパークリングワイン、iiizmiiiさんはホームメイドのパン、ジョーさんはオイシイデリのお惣菜と赤ワイン、ぼくは(いつものように)コロッケとビールを持ちよって、いつものメンバーが集結。さらに、前回に引き続きカトちゃんの元同僚K氏がジントニック材料一式を抱えていらっしゃいました。

IMG_2078


という感じで、お酒と食事をいただきながら、映画と音楽を楽しみました。「死刑台のエレベーター」…サスペンス映画ですけど、つい見入っちゃいましたね。登場人物がじりじりと不安を募らせるところなど、ミュートを効かせたマイルスのトランペットが効果的でした。

IMG_2076



本日のプレイリストは以下のとおりです。

■JZさんブログ
http://blog.goo.ne.jp/ken_jazz/e/558e607d457e21ec3a14e90a5425aaba

■カトちゃんmixi日記
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1727806475&owner_id=3724976 ←秀逸!

【Jazz会#16】死刑台のエレベータが封切られた50年代をもう一度

0.プロローグ
Herbie Hancock: The Imagine Project(2010, Sony music)

1. 映画「死刑台のエレベーター」 
Ascenseur pour l'echafaud(フランス,92分, 1958)
監督:ルイ・マル
原作:ノエル・カレフ『Ascenseur pour l'echafaud』
脚本:ロジェ・ニミエ/ルイ・マル
出演:ジャンヌ・モロー (フロランス・カララ)、モーリス・ロネ (ジュリアン・タベルニエ)、リノ ・ヴァンチュラ (シャリエール警部)、ジョルジュ・プージュリー (ルイ)、ヨリ・ヴェルタン (ベロニク)
音楽:Miles Davis (tp), Barney Wilen(ts), Rene Urtreger(p), Pierre Michelot(b), Kenny Clarke(ds)

2. LP盤で聴く死刑台のエレベーター
Miles Davis: Ascenseur pour l'echafaud(1957, Philips)
Miles Davis (tp), Barney Wilen(ts), Rene Urtreger(p), Pierre Michelot(b), Kenny Clarke(ds)

3. その頃のマイルスをもう少し
(1)Miles Davis: Cookin' with Miles Davis (1956, Prestige)
Miles Davis (tp), John Coltrane (ts), Red Garland (p), Paul Chambers (b), Philly Joe Jones (ds)
(2)Miles Davis: Milestones (1958, Columbia)
Miles Davis(tp), John Coltrane(ts), Julian Cannonball Adderley (as), Red garland(p),Paul Chambers(b), Philly Joe Jones(ds)

4.50年代のジャズ(マイルスを取り巻く奏者たち)
(1)John Coltrane: Blue Train(1957,Blue Note)
Lee Morgan (tp) Curtis Fuller (tb) John Coltrane (ts) Kenny Drew (p) Paul Chambers (b) Philly Joe Jones (ds)
(2)Julian Cannonball Adderley: Cannonball Adderley Quintet in Chicago(1959, Mercury)
Julian Cannonball Adderley(as), John Coltrane(ts), Wynton Kelly(p), Paul Chambers (b), Jimmy Cobb(ds)
(3)Red Garland: Groovy(1957, Prestige)
Red Garland(p), Paul Chambers(bass), Art Taylor(ds)
(4) Paul Chambers: Bass on Top(1957, Blue Note)
Kenny Burrell (g), Hank Jones (p), Paul Chambers (b), Art Taylor (ds)

5. もう少しいろいろな音を聴きながら今日はお仕舞い
(1)Jimmy Smith: The Sermon!(1958, Blue Note)
Lee Morgan (tp), Curtis Fuller (tb), Lou Donaldson (as), Tina Brooks (ts), Kenny Burrell (g), George Coleman (ts), Art Blakey (ds)
(2)Modern Jazz Quartet: Concord(1955,Prestige)
Milt Jackson (vib), John Lewis (p), Percy Heath (b), Connie Kay (ds)
(3)Wes Montgomery: the Incredible Jazz Guitar(1960, Riverside)
Wes Montgomery (g), Tommy Flanagan (p), Percy Heath (b), Albert Heath (ds)
(4)Tommy Flanagan: Overseas(1957)
Tommy Flanagan(p), Wilber Little(b), Elvin Jones(ds)
(5)Victor Feldman: Arrival of Victor Feldman(1958, Contemporary)
Victor Feldman (vib,p),Scott La Faro (b),Stan Levey (ds)

6. エピローグ:マイルスの時代は儚くも帳の向こうに消えていき,
Rene Urtreger: Onirica(2001,Sketch)
Piano solo


【食・酒】Robert Dumas(ロベール・デュマ)@金沢・泉ヶ丘(2011/05/22)

Robert Dumas(ロベール・デュマ)@金沢・泉ヶ丘(2011/05/22)
http://www.dumas.cc/

ちょっとスペシャルなどきどきランチ。そんな席でもしっかり写真は撮っちゃう(^_^;) 
とっても美味しいし、見た目も実に綺麗!

IMG_2067
アミューズ:若鮎の包み揚げ うにのジュレ


IMG_2068
オードブル:サーモンと活帆立貝のパートブリック包み焼き バルサミコソース


IMG_2069
スープ:あさりのミネストローネ


IMG_2070
メイン:岩手産南部地鶏のロースト 季節の温野菜添え


IMG_2071
デザート:スフレチーズケーキ/チョコレートアイス/オレンジとグレープフルーツのゼリー



関連ランキング:フレンチ | 野町駅西泉駅





その後は、鶴来にある石川県林業試験場樹木公園をしばしお散歩…(^-^)

IMG_2072IMG_2073