【LFJ金沢2010】ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2010 ~ショパン,ジェネラシオン1810~ 第2日目(2010/05/04)
ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭20102日目は午後から参戦です。そして夕方まではひたすら無料公演めぐり。
~ショパン,ジェネラシオン1810~
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2010 - CHOPIN et la generation 1810
第2日目(2010/5/4) the 2nd day (4 May 2010)
《無料エリアイベント》
14:30 @サロン・ド・ノアン(石川県立音楽堂1階やすらぎ広場)メンデルスゾーンのチェロ・ソナタを素敵に演奏したOEKチェロ奏者の大澤さん(巨漢)。インタビューでOEKの活動は忙しくて寝る暇もないのではと聞かれ、「いや食べる暇がない」と(笑)。その後も、このラ・フォル・ジュルネ出演者用ビュッフェでのなかなか好きな料理にありつけない苦労話を延々と(爆)。
響敏也(司会)/大澤明(Vc)/岩田志貴子(S)/山田ゆかり(Pf)
メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ/「歌の翼に」/無言歌集より
15:15 @ヴァンドーム広場(JR金沢駅東広場・地下)
小松明峰高校吹奏楽部
16:00 @ホテル日航金沢 1階ロビー
青島広志(ピアノとお話)
16:30 @もてなしドーム(JR金沢駅東口横)
小松明峰高校吹奏楽部
青島先生はさすが大人気。壇上に上がった聴衆が堂々とカメラを構えても悠然としたものです。
意外な人気者は小松明峰高校吹奏楽部!都はるみや嵐とかを生徒が交互に歌って踊るwww カオスな選曲に聴衆も大盛り上がり!
《公演番号 224》リーズ・ドゥ・ラ・サール
2010年5月4日(火・祝)17:30開演 石川県立音楽堂邦楽ホール1階席左ブロック前から6列目。
Tuesday, 4 May 2010 at 17:30 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall
ピアノ:リーズ・ドゥ・ラ・サール Piano: Lise de la Salle
■ショパン F.Chopin
バラード 第1番 ト短調 作品23
Ballade No.1 in G minor Op.23
バラード 第2番 ヘ長調 作品38
Ballade No.2 in F major Op.38
バラード 第3番 変イ長調 作品47
Ballade No.3 in A-flat major Op.47
バラード 第4番 ヘ短調 作品52
Ballade No.4 in F minor Op.52
ピアノ・ソナタ 第2番 変ロ短調 作品35 「葬送」
Sonate No.2 in B-flat minor Op.35 "Funebre"
(アンコール Encore)
■リスト F.Liszt
灰色の雲 Nuages Gris
若き美人ピアニストの演奏。上手だとは思うんですが、テンポを揺らしまくり。ただでさえヘヴィーなプログラムだったのですが、過剰にシリアスな印象を受け、少々疲れてしまいました。…で、ときおり寝ちゃいました。ただ、最後の葬送行進曲は(よく寝た後に聴いただけに)重厚さが心に響いてきました。疲れていなければ印象が違ったかもしれないですね。
《公演番号 215》タチアナ・ヴァシリエヴァ&シンフォニア・ヴァルソヴィア
2010年5月4日(火・祝)19:00開演 石川県立音楽堂コンサートホール2階席中央ブロック前から6列目。
Tuesday, 4 May 2010 at 19:00 Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:ジャン=ジャック・カントロフ Conductor: Jean=Jacques KANTOROW
チェロ:タチアナ・ヴァシリエヴァ Cello: Tatjiana Vassiljeva
管弦楽:シンフォニア・ヴァルソヴィア Orchestra: Sinfonia Varsovia
■グラズノフ Chopin/Glazunov
組曲「ショピニアーナ」作品46
Chopeniana Op.46
■シューマン R.Schumann
チェロ協奏曲 イ短調 作品129
Cello Concerto in A minor Op.129
~チェロ:タチアナ・ヴァシリエヴァ Cello: Tatjiana Vassiljeva
(アンコール Encore)
■J.Sバッハ J.S.Bach
無伴奏チェロ組曲 第1番 ト長調 BWV1007より プレリュード
Cello Suite No.1 in G major, BMV1007 - Prelude
~チェロ:タチアナ・ヴァシリエヴァ Cello: Tatjiana Vassiljeva
「ショピニアーナ」はオープニングコンサートでOEKも演奏しましたが、申し訳ないけど、こちらシンフォニア・ヴァルソヴィアのほうがイイ!! 最初の一音から勢いが違ってました。リズムがきびきびとしていて躍動的です。調べてみたら、シンフォニア・ヴァルソヴィアの音楽監督は、あのミンコフスキさん! 表情の豊かさもうなづけます。
さて、お次は注目のシューマン。タチアナさんのチェロはやさしくクリア。流麗で伸びやか。素晴らしい! 曲自体じつはほとんどなじみがなかったのですが、爽快でいい曲ですね。ふと2階左バルコニー席を見やると、OEKチェロ奏者の大澤さんが、最前列から身を乗り出して見学していました(それだけお客さんが入っていなかったんだけど)。アンコールはバッハ無伴奏。これも力まず好演。これが本日のベストコンサートでしょう。
《公演番号 225》プラメナ・マンゴーヴァ
2010年5月4日(火・祝)20:00開演 石川県立音楽堂邦楽ホール1階席右ブロック前から5列目。
Tuesday, 4 May 2010 at 20:00 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall
ピアノ:プラメナ・マンゴーヴァ Piano: Plamena Mangova
■シューマン R.Schumann
フモレスケ 変ロ長調 作品20
Grande Humoresque in B-flat major Op.20
■ショパン F.Chopin
練習曲 嬰ハ短調 作品25-7
Etude in C-sharp minor Op.25-7
■リスト F.Liszt
巡礼の年 第2年「イタリア」より ペトラルカのソネット 第104番
Sonnet de Petrarque 104, excerpt from "Annees de Pelerinage"
■リスト F.Liszt
メフィスト・ワルツ 第1番
Mephisto - Valse No.1
(アンコール Encore)
■シューベルト/リスト編曲 F.Schubert/F.Liszt
「魔王」 Der Erlkonig
■ショパン F.Chopin
ノクターン 第20番 嬰ハ短調 (遺作)
Nocturne No.20 in C-sharp minor, Op.Posth.
マンゴーヴァさんはたいへん恰幅のよい女性。その容姿に違わぬ豪快でダイナミックな迫力満点の演奏でした。まさに「マンゴーヴァアアアアアッ!!」って感じ。演奏曲は知らない曲が多かったんですけど、全体に華があってよかったと思います。