かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

ヒトラーの贋札

ナチスから贋札製造に従事させられるユダヤ人たち。逆らったら死が待つのみ。しかし贋札が流通するとナチスを利することになり同胞は更なる苦境に陥る…この究極の選択におけるそれぞれの苦悩がみものです。敢然と拒むことはたしかに正義でしょう。しかしまずは生き延びることが先決とこの任務に没頭する姿勢もまた尊く思われるのです。そして戦争が終わり解放された主人公は…。非常にシリアスで、切なくて、とてもよくできた作品でした。

ちなみに「ヒトラーの贋札」の「贋札」は「がんさつ」ではなく「にせさつ」と読みます。わたしはチケット窓口で「『ひとらーのがんさつ』を1枚」と注文したら、「『ひとらーのにせさつ』ですね」と返されました。館内アナウンスでも「にせさつ」と言っています。そうだったのか、恥ずかしい…。

(2008/03/01@ユナイテッド・シネマ金沢)

★★★★★