【OEK定期236PH】ロルフ・ベック指揮モーツァルト「孤児院ミサ」
今回は「孤児院ミサ」ということですが、宗教音楽にはまるで疎いわたしです。
そもそも宗教的素養がない。ミサ曲って何だ?ということで、Wikipediaを参照します…
ミサ曲
知らなかった!ミサ曲というのはすべて構成が共通だったとは!
それどころか歌詞も同じだったとは!
まあ、仏教にしたらお経みたいなものだから、共通なのは当然か…
と、ここまでなんとなく理解したところでCDを購入。「戴冠式ミサ」をはじめモーツァルトのミサ曲が5曲入りのやつ。もちろんお目当ての「孤児院ミサ」もございます。
果たしてWikipedia先生の言うとおりでして、5曲収録してあってもライナーノートに掲載してある歌詞は「キリエ(Kyrie)」からはじまって「グローリア(Gloria)」「クレド(Credo)」「サンクトゥス(Sanctus)」「ベネディクトゥス(Benedictus)」「アニュス・デイ(Agnus Dei)」に至る1種類だけ(Wikipediaにも全文掲載されています)。なるほどそういうものかと納得いたしました。
もっとも、日常の日々において長大なミサ曲をじっくり集中して聴く時間などあるはずもなく(仕事じゃなくて、テレビとか映画とかのためです・苦笑)、クルマの運転中やら本を読みながらとかして、とりあえず「孤児院ミサ」は何度か聴きました。ああ、モーツァルトでいちばん有名な荘厳ミサ曲は「戴冠式ミサ」でしょうか。でも、これにはさすがに手が(耳が)回りませんでした。またいずれ。
ということで、この日の本番。まさに長大なミサ曲を聴くためだけの演奏会。贅沢な時間ですね。ありがとうございます。約1年前のエントリーで「宗教曲は心地よすぎてうとうとしてしまうので有料演奏会はリスキーだ」云々と言い訳めいたことを書いたことがありました。でも、今回はそのようなことはありませんでした。
冒頭の「キリエ」、OEK合唱団の第一声からすごい。わたしが聴いていたCDのとは全然違う重厚さ。「グローリア」になるとさらにすごい。圧倒されます。OEKの管弦楽は、演奏会第1曲の「プラハ」から一貫してほぼノンヴィブラートでスッキリしていながらも実直な音色です。その上に力強く骨太な合唱が乗りますと、その厳粛さに身が引き締まる思いがいたします。寝ている場合ではありません。
ソプラノのウルリヒさん(前半のアリアもふくよかでカッコよかった!)はじめソリストの方々も素晴らしいです。「アニュス・デイ」は冒頭のトロンボーンが美しく聴かせます。これはもう感動的です。まさに「荘厳」なミサ曲を堪能しました。
前後しますが、プレコンサートについて。これまたモーツァルトの「音楽の冗談」という2つのホルンと弦楽のためのディヴェルティメント。ホルンの不協和音などでびっくりしたけど、これこそが「冗談」なのでした。
なお、この日から「ラ・フォル・ジュルネ金沢」のチケットの販売が開始されました。さっそく12000円で全公演を観られるという「マルチパス」を購入。ただ、これはすべて自由席なので少し後悔してます。自由席については整理券を配布するそうですが、庄司さんなど人気公演だと配布から漏れる可能性もあるでしょう。それらは指定席を購入しておいて、プラス「チケット4」(5000円:4公演自由席)というパターンがよかったかも。ああ、早まったかな…。整理券の配布方法が問題です。作戦を練らねば…
そもそも宗教的素養がない。ミサ曲って何だ?ということで、Wikipediaを参照します…
ミサ曲
ミサ曲(―きょく)は、キリスト教の典礼(ミサ)に伴う声楽曲。
カトリック教会においては、聖体拝領を伴うミサは、教会の典礼儀式のなかでもっとも重要なものであり、典礼文の歌唱は、東西分裂前に発する伝統を有する。ミサの典礼文には固有文と通常文があり、固有文はミサの行われる日によって扱われる文が異なるが、ミサ曲は基本的に通常文をテキストとしているため、作曲された時代背景が異なっても、歌詞そのものは一定である。
ミサ曲の構成(太字はquackey)
ミサ曲の基本的な構成要素は、一般的に、『キリエ』(求憐誦)、『グローリア』(栄光頌、天には神に栄光)、『クレド』(信経、信仰宣言)、『サンクトゥス』(三聖頌、感謝の賛歌)、『アニュス・デイ』(神羔頌、神の子羊)の5曲である。これらはみな通常文といい、どのような場合にも必ず同じ典礼文を用いる。ミサ・ソレムニスは、これら5曲をすべて備え、「盛儀ミサ」という意味がある。邦訳では『荘厳ミサ曲』ともいう。
知らなかった!ミサ曲というのはすべて構成が共通だったとは!
それどころか歌詞も同じだったとは!
まあ、仏教にしたらお経みたいなものだから、共通なのは当然か…
と、ここまでなんとなく理解したところでCDを購入。「戴冠式ミサ」をはじめモーツァルトのミサ曲が5曲入りのやつ。もちろんお目当ての「孤児院ミサ」もございます。
モーツァルト:戴冠式ミサ ケンブリッジ・キングズ・カレッジ合唱団 ウィーン国立歌劇場合唱団 モーツァルト 曲名リスト 1. 戴冠式ミサK.317 2. ミサ・ソレムニスハ長調K.337 3. クレド・ミサハ長調K.257 4. 孤児院ミサハ短調K.139 5. 三位一体主日のミサハ長調K.167 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
果たしてWikipedia先生の言うとおりでして、5曲収録してあってもライナーノートに掲載してある歌詞は「キリエ(Kyrie)」からはじまって「グローリア(Gloria)」「クレド(Credo)」「サンクトゥス(Sanctus)」「ベネディクトゥス(Benedictus)」「アニュス・デイ(Agnus Dei)」に至る1種類だけ(Wikipediaにも全文掲載されています)。なるほどそういうものかと納得いたしました。
もっとも、日常の日々において長大なミサ曲をじっくり集中して聴く時間などあるはずもなく(仕事じゃなくて、テレビとか映画とかのためです・苦笑)、クルマの運転中やら本を読みながらとかして、とりあえず「孤児院ミサ」は何度か聴きました。ああ、モーツァルトでいちばん有名な荘厳ミサ曲は「戴冠式ミサ」でしょうか。でも、これにはさすがに手が(耳が)回りませんでした。またいずれ。
ということで、この日の本番。まさに長大なミサ曲を聴くためだけの演奏会。贅沢な時間ですね。ありがとうございます。約1年前のエントリーで「宗教曲は心地よすぎてうとうとしてしまうので有料演奏会はリスキーだ」云々と言い訳めいたことを書いたことがありました。でも、今回はそのようなことはありませんでした。
冒頭の「キリエ」、OEK合唱団の第一声からすごい。わたしが聴いていたCDのとは全然違う重厚さ。「グローリア」になるとさらにすごい。圧倒されます。OEKの管弦楽は、演奏会第1曲の「プラハ」から一貫してほぼノンヴィブラートでスッキリしていながらも実直な音色です。その上に力強く骨太な合唱が乗りますと、その厳粛さに身が引き締まる思いがいたします。寝ている場合ではありません。
ソプラノのウルリヒさん(前半のアリアもふくよかでカッコよかった!)はじめソリストの方々も素晴らしいです。「アニュス・デイ」は冒頭のトロンボーンが美しく聴かせます。これはもう感動的です。まさに「荘厳」なミサ曲を堪能しました。
オーケストラ・アンサンブル金沢
第236回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
日時:2008年2月24日(日)15:00~
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:ロルフ・ベック
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング
■モーツァルト
交響曲 第38番 ニ長調「プラハ」K.504
■モーツァルト
シェーナ「どうしてあなたが忘れられましょうか」と
ロンド「恐れないで愛する人よ」K.505
■モーツァルト
アリア「あなたは恋で熱くなっているから誠実だけど」K.217
ソプラノ:カロリーナ・ウルリヒ
---休憩---
■モーツァルト
ミサ・ソレムニス ハ短調「孤児院ミサ」K.139
ソプラノ:カロリーナ・ウルリヒ
アルト:ウィーブケ・レームクール
テノール:藤井雄介
バス:有馬牧太郎
合唱指揮:佐々木正利
合唱:オーケストラ・アンサンブル金沢合唱団
前後しますが、プレコンサートについて。これまたモーツァルトの「音楽の冗談」という2つのホルンと弦楽のためのディヴェルティメント。ホルンの不協和音などでびっくりしたけど、これこそが「冗談」なのでした。
モーツァルト:ディヴェルティメント第17番/音楽の冗談 ボスコフスキー(ヴィリー) モーツァルト ウィーン・モーツァルト合奏団 曲名リスト 1. ディヴェルティメント第17番ニ長調K.334(320b) 2. 音楽の冗談ヘ長調K.522 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
なお、この日から「ラ・フォル・ジュルネ金沢」のチケットの販売が開始されました。さっそく12000円で全公演を観られるという「マルチパス」を購入。ただ、これはすべて自由席なので少し後悔してます。自由席については整理券を配布するそうですが、庄司さんなど人気公演だと配布から漏れる可能性もあるでしょう。それらは指定席を購入しておいて、プラス「チケット4」(5000円:4公演自由席)というパターンがよかったかも。ああ、早まったかな…。整理券の配布方法が問題です。作戦を練らねば…