第5回昭和歌謡レコード鑑賞会
参加メンバーがそれぞれこのところ少し忙しく、前回から3ヶ月ほど間が空きましたが、7月24日金曜の夜、久々に開催の運びとなりました。
まずはいつものように金沢・別院通り「いろは食堂」で宴会。名物「シロの味噌煮」を「ミニおつまみのFriendsたち」全9種でぐるりと囲むというオールスター夢の競演的宴席を形成し、ビールもじゃんじゃんいただきました(それでもひとり2000円ちょい!安い!)。
今回はO主宰、友人Kに加え、Kの飲み仲間gracomさんも参加。われわれより少し上の世代で、歌謡曲文化の隆盛時代の真っ只中にいらしたので話も弾みます。という感じでほろ酔い&満腹でいい感じになってまいりました。いざO主宰邸へGO!
以下、例の如く友人Kのメモをもとにプレイリストを再現します。
いやあ、今回も濃厚でした! しかも今回は特に1曲1曲のクオリティが高かったのではないでしょうか。1コーラスだけ聴いておしまいという曲は少なく、ほとんどフルコーラス通して聴きました。
毎回O主宰がオススメしてくれて初めて聴く曲の中にも楽しめるものがたくさんありました。まずは冒頭から有吉ジュンの「あげるものはなにもない」。タイトルからして強烈。「つつしみなんかはめんどうくさいの~」と明るくあばずれています。ジャケットの完成度も高いです。同じ都倉俊一作品の小林美樹「人魚の夏」。これは健康的。純朴なルックスにもぴったり。ニコニコしながら自転車をこいで海に向かう少女の姿が目に浮かびます。これに対して秋本圭子「あなたはどこの誰ですか」はまったく逆の方向性で、ドSな女王様。「仮面をとりなさい」「裸になりなさい」から最後は「両手をつきなさい」「お尻を出しなさい」と。さらに五代マリ「誘惑」。「わたしはあなたが好きぃ~ン たンまらなっく たンまらなっく好きぃ~ン」というフレーズは忘れられません。
あと「久々にじっくり聴いてみたら素晴らしい名曲だった!」というのも多かったです。たとえば岩崎宏美さんの「シンデレラ・ハネムーン」。コロッケさんの顔マネが浸透したせいでイントロがかかっただけで笑い声が起こってしまうため、ご本人はこの曲を長らく封印していますが、あらためて聴いてみると曲もアレンジもかっこいいし、歌詞は文学的です。「夜ふけに別れるシンデレラ・ハネムーン」のあと、自宅に帰り「私はひとり爪など切りながら なぜだか重いためいきついている」。これがこの曲の最後のフレーズです。しかもリフレイン。これはいかにも深い。また、森昌子さん「中学三年生」は、さすがの歌唱力にあらためて脱帽しつつ、特徴的なアレンジにも興味を惹かれました。曲中に「蛍の光が歌えない」という歌詞があるのですが、それを受けて間奏で「蛍の光」のメロディが流れるのですよ。ほかにも、「教えてください、神様」「Lui-Lui」といった軽快に疾走する都倉俊一作品や、「夏色のナンシー」「まっ赤な女の子」などのアクロバティックな筒美京平作品。いずれも充実したサウンドで、楽曲自体の完成度が素晴らしいのでした。
そして、個人的には河合奈保子さん「夏のヒロイン」が聴けたのがとても嬉しかった! おそらく1982年のヒット当時以来、聴いたことはもちろんその存在すら忘れていたのですが、20数年以上ぶりに聴いたらすんなりと鮮明に思い出しました。実にキャッチーでノリのいい曲。「チャンスチャンス~!チャンスチャンス~!チャンスチャンス~きっとあ!え!る!」のコーラスは何はともあれ口ずさみたくなりますよね! この曲は、ぜひともカラオケで唄いたい!と思います。
ということで、今回も満喫しまくりました。さて次回はどんなテーマに?? リクエストしたい曲はいっぱいあるのだ!!
まずはいつものように金沢・別院通り「いろは食堂」で宴会。名物「シロの味噌煮」を「ミニおつまみのFriendsたち」全9種でぐるりと囲むというオールスター夢の競演的宴席を形成し、ビールもじゃんじゃんいただきました(それでもひとり2000円ちょい!安い!)。
今回はO主宰、友人Kに加え、Kの飲み仲間gracomさんも参加。われわれより少し上の世代で、歌謡曲文化の隆盛時代の真っ只中にいらしたので話も弾みます。という感じでほろ酔い&満腹でいい感じになってまいりました。いざO主宰邸へGO!
以下、例の如く友人Kのメモをもとにプレイリストを再現します。
【gracomさんウェルカムリクエスト】
雨のdubism/EGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXX
(作詞:中納良恵、作曲:森雅樹、編曲:武嶋聡)
[CD「EGO-WRAPPIN’AND THE GOSSIP OF JAXX」より]
かつて…。/EGO-WRAPPIN'
(作詞:中納良恵、作曲:森雅樹・中納良恵、編曲:EGO-WRAPPIN')
[CD「満ち汐のロマンス」より]
【オープニング 都倉俊一!】
あげるものはなにもない/有吉ジュン
(作詞:橋本淳、作曲:都倉俊一、編曲:馬飼野俊一)
あなたの心に/中山千夏
(作詞:中山千夏、作曲:都倉俊一、編曲:大柿隆)
ペッパー警部/ピンクレディー
(作詞:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一)
人魚の夏/小林美樹
(作詞:阿久悠、作曲:都倉俊一、編曲:小谷充)
【夏の歌謡曲 Part 1 筒美京平!】
真夏の出来事/平山三紀
(作詞:橋本淳、作曲・編曲:筒美京平)
夏色のナンシー/早見優
(作詞:三浦徳子、作曲:筒美京平、編曲:茂木由多加)
まっ赤な女の子/小泉今日子
(作詞:康珍化、作曲:筒美京平、編曲:佐久間正英)
【思いつきリクエスト】
いいじゃないの幸せならば/佐良直美
(作詞:岩谷時子、作曲・編曲:いずみたく)
シンデレラ・ハネムーン/岩崎宏美
(作詞:阿久悠、作曲・編曲:筒美京平)
【中三トリオを聴いてみよう】
気まぐれヴィーナス/桜田淳子
(作詞:阿久悠、作曲:森田公一、編曲:船山基紀)
ちっぽけな感傷/山口百恵
(作詞:千家和也(原案: 川緑浩幸)、作曲・編曲:馬飼野康二)
中学三年生/森昌子
(作詞:阿久悠、作曲:遠藤実、編曲:只野通泰)
【都倉俊一!】
教えてください、神様/天馬ルミ子
(作詞:杉山政美、作曲・編曲:都倉俊一)
No.1/柏原よしえ
(作詞:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一)
Lui-Lui/太川陽介
(作詞:石原信一、作曲・編曲:都倉俊一)
赤頭巾ちゃん御用心/レイジー
(作詞:杉山政美、作曲・編曲:都倉俊一)
【二番煎じ系】
アバンチュール/キャッツ★アイ
(作詞:麻生香太郎、作曲・編曲:馬飼野康二)
あまったれ/アパッチ
(作詞:伊藤アキラ、作曲:森田公一、編曲:船山基紀)
【吉田拓郎!】
やさしい悪魔/キャンディーズ
(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、編曲:馬飼野康二)
私のサタン/ザ・チェリーズ
(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、編曲:馬飼野康二)
両国橋/由紀さおり
(作詞:喜多條忠、作曲:吉田拓郎、編曲:馬飼野康二)
わたしの首領/石野真子
(作詞:阿久悠 作曲:吉田拓郎 編曲:馬飼野康二)
我が良き友よ/かまやつひろし
(作詞・作曲:吉田拓郎、編曲:瀬尾一三)
【リクエストタイム】
赤いハイヒール/太田裕美
(作詞:松本隆、作曲:筒美京平、編曲:萩田光雄)
流星/吉田拓郎
(作詞・作曲:吉田拓郎、編曲:鈴木茂)
トランジスタ・ラジオ/RCサクセション
(作詞・作曲:忌野清志郎・G1,238,471、編曲:RCサクセション)
逢いたくて逢いたくて/園まり
(作詞:岩谷時子、作曲:宮川泰、編曲:森岡賢一郎)
手編みの靴下/ザ・ピーナッツ
(作詞:竹内伸光・岩谷時子、作曲・編曲:宮川泰)
【O主宰オススメ インパクト&ちょいエロやさぐれ系】
帰ってこいよ/松村和子
(作詞:平山忠夫、作曲:一代のぼる、編曲:齊藤恒夫)
カナダからの手紙/平尾昌晃・畑中葉子
(作詞:橋本淳、作曲:平尾昌晃、編曲:森岡賢一郎)
後から前から/畑中葉子
(作詞:豊兵衛[=荒木とよひさ]、作曲:佐瀬寿一、編曲:若草恵)
好き/エマ
(作詞:杉本エマ、作曲:クニ河内、編曲:???)
あなたはどこの誰ですか/秋本圭子
(作詞:なかにし礼、作曲:宇崎竜童、編曲:萩田光雄)
誘惑/五代マリ
(作詞・作曲:秋野めぐみ、編曲:竜崎孝路)
【夏の歌謡曲 Part 2】
サマー イン サマー/八神純子
(作詞:山川啓介、作曲:八神純子、編曲:大村雅朗)
夏のクラクション/稲垣潤一
(作詞:売野雅勇、作曲:筒美京平、編曲:井上鑑)
夏の少女/南こうせつ
(作詞・作曲:南こうせつ、編曲:水谷公生)
暑中お見舞い申し上げます/キャンディーズ
(作詞:喜多條忠、作曲:佐瀬寿一、編曲:馬飼野康二)
夏をあきらめて/研ナオコ
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:若草恵)
夏のヒロイン/河合奈保子
(作詞:竜真知子、作曲:馬飼野康二、編曲:若草恵)
聖・少女/西城秀樹
(作詞:松本隆、作曲:吉田拓郎、編曲:瀬尾一三)
サザン・ウインド/中森明菜
(作詞:来生えつこ、作曲:玉置浩二 編曲:瀬尾一三)
Mr.サマータイム/サーカス
(作詞:竜真知子、作曲:Michel Fugain 編曲:前田憲男)
【中締め】
魅せられて/ジュディ・オング
(作詞:阿木燿子、作曲・編曲:筒美京平)
※gracomさんご帰宅
【夏の歌謡曲 Part 3】
Bye Bye My Love (U are the one)/サザンオールスターズ
(作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ&リアル・フィッシュ)
夏の扉/松田聖子
(作詞:三浦徳子、作曲:財津和夫、編曲:大村雅朗)
真夏の夜の夢/野口五郎
(作詞:阿久悠、作曲・編曲:筒美京平)
バイブレーション(胸から胸へ)/郷ひろみ
(作詞:島武実、作曲:都倉俊一、編曲:船山基紀)
【竹の子族アイドル】
E気持/沖田浩之
(作詞:阿木燿子、作曲:筒美京平、編曲:船山基紀)
舞・舞・舞/竹宏治[=清水宏次朗]
(作詞:山川啓介、作曲:網倉一也、編曲:小笠原寛)
【夏の歌謡曲 Part 4】
真夏の一秒/近藤真彦
(作詞:伊達歩[=伊集院静]、作曲・編曲:後藤次利)
NINJIN娘/田原俊彦
(作詞・作曲:宮下智、編曲:船山基紀)
渚でクロス/荒木由美子
(作詞:阿木燿子、作曲:宇崎竜童、編曲:馬飼野康二)
ヤマトナデシコ七変化/小泉今日子
(作詞:康珍化、作曲:筒美京平、編曲:若草恵)
渚のシンドバッド/ピンク・レディー
(作詞:阿久悠、作曲・編曲:都倉俊一)
【夏の歌謡曲 エンディング】
夏の終わりのハーモニー/玉置浩二(セルフカヴァーヴァージョン)
(作詞:井上陽水、作曲:玉置浩二)
[CD「ワインレッドの心」より]
いやあ、今回も濃厚でした! しかも今回は特に1曲1曲のクオリティが高かったのではないでしょうか。1コーラスだけ聴いておしまいという曲は少なく、ほとんどフルコーラス通して聴きました。
毎回O主宰がオススメしてくれて初めて聴く曲の中にも楽しめるものがたくさんありました。まずは冒頭から有吉ジュンの「あげるものはなにもない」。タイトルからして強烈。「つつしみなんかはめんどうくさいの~」と明るくあばずれています。ジャケットの完成度も高いです。同じ都倉俊一作品の小林美樹「人魚の夏」。これは健康的。純朴なルックスにもぴったり。ニコニコしながら自転車をこいで海に向かう少女の姿が目に浮かびます。これに対して秋本圭子「あなたはどこの誰ですか」はまったく逆の方向性で、ドSな女王様。「仮面をとりなさい」「裸になりなさい」から最後は「両手をつきなさい」「お尻を出しなさい」と。さらに五代マリ「誘惑」。「わたしはあなたが好きぃ~ン たンまらなっく たンまらなっく好きぃ~ン」というフレーズは忘れられません。
あと「久々にじっくり聴いてみたら素晴らしい名曲だった!」というのも多かったです。たとえば岩崎宏美さんの「シンデレラ・ハネムーン」。コロッケさんの顔マネが浸透したせいでイントロがかかっただけで笑い声が起こってしまうため、ご本人はこの曲を長らく封印していますが、あらためて聴いてみると曲もアレンジもかっこいいし、歌詞は文学的です。「夜ふけに別れるシンデレラ・ハネムーン」のあと、自宅に帰り「私はひとり爪など切りながら なぜだか重いためいきついている」。これがこの曲の最後のフレーズです。しかもリフレイン。これはいかにも深い。また、森昌子さん「中学三年生」は、さすがの歌唱力にあらためて脱帽しつつ、特徴的なアレンジにも興味を惹かれました。曲中に「蛍の光が歌えない」という歌詞があるのですが、それを受けて間奏で「蛍の光」のメロディが流れるのですよ。ほかにも、「教えてください、神様」「Lui-Lui」といった軽快に疾走する都倉俊一作品や、「夏色のナンシー」「まっ赤な女の子」などのアクロバティックな筒美京平作品。いずれも充実したサウンドで、楽曲自体の完成度が素晴らしいのでした。
そして、個人的には河合奈保子さん「夏のヒロイン」が聴けたのがとても嬉しかった! おそらく1982年のヒット当時以来、聴いたことはもちろんその存在すら忘れていたのですが、20数年以上ぶりに聴いたらすんなりと鮮明に思い出しました。実にキャッチーでノリのいい曲。「チャンスチャンス~!チャンスチャンス~!チャンスチャンス~きっとあ!え!る!」のコーラスは何はともあれ口ずさみたくなりますよね! この曲は、ぜひともカラオケで唄いたい!と思います。
ということで、今回も満喫しまくりました。さて次回はどんなテーマに?? リクエストしたい曲はいっぱいあるのだ!!