N響 in 金沢
初めてのN響演奏会。地方公演らしく新世界はじめ超有名曲ばかりを取り揃えた一般客ウケするプログラムであります。かくいうわたしもチケットは発売初日に購入、2階の最前列という個人的に最も好ましい席を確保し、非常に楽しみにしておりました。ところが風邪が依然として完治せず、いつ咳き込むかわからないというクラシック演奏会の鑑賞にあたっては最も忌むべき体調であります。咳き込むよりはマシかと思い、こっそりのど飴を口に含みノドを潤しつつ開演を迎えました。
楽団員は全般的に若手が多いようでしたが、N響アワーでおなじみの顔もちらほら見かけます。コンサートマスターは篠崎史紀さんでした。マロさんです。思った以上に大柄で燕尾服姿が貫禄充分です。
「フィガロの結婚」序曲は編成が小さめ。OEKよりちょい多いくらい。まだ調子が出ないのか、響きがややこもり気味です。続くヘンデルのオルガン協奏曲は編成がさらに小さくなります。毎朝地元CMで流れるおなじみの曲。音楽堂のパイプオルガンを生で聴くのはたぶん初めてなので楽しみにしていたのですが、さほど荘厳でもなくミスタッチも多く残念。ハーティ版「水上の音楽」は俄然美しく充実した演奏。第6曲はこれもCM曲だったような。
圧巻は後半の「新世界」。これはすばらしかった!! 弦の編成も12-10-8-6-6で(たぶん)迫力満点。とくに金管&打楽器はパーフェクト。第2楽章のいわゆる「家路」もイングリッシュホルンが美しく、終楽章クライマックスのffは迫力と規律が両立し最高。これがN響か! 恐れ入りました!
アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲で満足のクロージン、グ~。
いやあ、終わりよければ全て良しと申しましょうか、さすがN響、本領発揮といったところでありました。
楽団員は全般的に若手が多いようでしたが、N響アワーでおなじみの顔もちらほら見かけます。コンサートマスターは篠崎史紀さんでした。マロさんです。思った以上に大柄で燕尾服姿が貫禄充分です。
「フィガロの結婚」序曲は編成が小さめ。OEKよりちょい多いくらい。まだ調子が出ないのか、響きがややこもり気味です。続くヘンデルのオルガン協奏曲は編成がさらに小さくなります。毎朝地元CMで流れるおなじみの曲。音楽堂のパイプオルガンを生で聴くのはたぶん初めてなので楽しみにしていたのですが、さほど荘厳でもなくミスタッチも多く残念。ハーティ版「水上の音楽」は俄然美しく充実した演奏。第6曲はこれもCM曲だったような。
圧巻は後半の「新世界」。これはすばらしかった!! 弦の編成も12-10-8-6-6で(たぶん)迫力満点。とくに金管&打楽器はパーフェクト。第2楽章のいわゆる「家路」もイングリッシュホルンが美しく、終楽章クライマックスのffは迫力と規律が両立し最高。これがN響か! 恐れ入りました!
アンコールはドヴォルザークのスラブ舞曲で満足のクロージン、グ~。
いやあ、終わりよければ全て良しと申しましょうか、さすがN響、本領発揮といったところでありました。
NHK交響楽団演奏会 in 金沢
日時:2008年5月28日(水)19:00~
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:小泉和裕
オルガン:シルヴァン・エリ
コンサートマスター:篠崎史紀
■モーツァルト
歌劇「フィガロの結婚」序曲
■ヘンデル
オルガン協奏曲 作品4 第6番
~オルガン独奏:シルヴァン・エリ
■ヘンデル
「水上の音楽」(ハーティ版)
---休憩---
■ドヴォルザーク
交響曲 第9番 ホ短調 作品95 「新世界から」
(アンコール)
■ドヴォルザーク
スラブ舞曲 第10番 作品72-2