かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

ぼくたちと駐在さんの700日戦争

1979年当時の栃木が舞台。不良というには他愛もないイタズラ好きの悪ガキ高校生と、彼らを徹底的にうちのめさんとする大人気ない駐在さんとのどうでもいい(笑)抗争の日々。随所に笑いが起こる青春コメディーです。市原隼人くんが演じる主人公ママチャリはじめ、高校生たちのキャラが立っています。駐在さん役の佐々木蔵之介さんがとりわけすばらしい。そして最後は役者の演技のおかげもあって、ベタではありますがじ~んとさせてくれるなかなかの佳作でした。

当時小学6年生だったわたしからみると、7~8歳くらい上の世代のお話ということになります。映像的にはあまり1979年というレトロな雰囲気を感じることができず、その点は少し残念なのですが、ところどころで挿入される当時のCMや歌謡曲、ポスターなどは、その頃の風俗を想起させてくれます。マドンナ的存在である麻生久美子さんの登場シーンBGMは「魅せられて」です。「私のハートはストップモーション」なんてのも流れます。桑江知子ですね。すごい久しぶりに聴きましたよ。あと、ずうとるび大場久美子のポスターとか。そういうのを見てにやにやしていたら、当時人気絶頂だった石野真子さん本人がキャストとして実際に登場。しかもママチャリの母親役。「狼なんか怖くない」も流れたりします。

(2008/05/24@ユナイテッド・シネマ金沢)

★★★★