かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【LFJK2008】5月5日:感動!本公演最終日!

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2008
ベートーヴェンと仲間たち~
2008年5月5日
あっという間に最終日。
駆けずり回って長時間待たされるのも快感になってきたりして。
以下、覚え書き。

【公演番号331】
日時:2008年5月5日(月・祝)11:30~
会場:金沢市アートホール[ラズモフスキー]
ピアノ:シャニ・ディリュカ
管楽:オーケストラ・アンサンブル金沢メンバー
 オーボエ加納律子
 クラリネット:遠藤文江
 ファゴット:柳浦慎史
 ホルン:コンスタンティン・ティモキン

ベートーヴェン
 ピアノ・ソナタ 第23番 ヘ短調 Op.59「熱情」

ベートーヴェン
 ピアノと管楽のための五重奏曲 変ホ長調 Op.16
邦楽ホール12:30からのエル=バシャさんももう一度聴きたかったところですが、
木管好きとしては、このピアノとの五重奏曲はやはり抑えておきたい。
難関のアートホールでしたが、朝10時前から整理券待ちの列に並び、
下手側最前列の席をゲット。

ディリュカさんのピアノはムーディ。
ただ、淡い水色のドレスはエキゾティックな美貌には不釣り合いなような。

ピアノ&管楽器の五重奏曲はベートーヴェン初期の作品だそうです。
そのせいか、楽しげな第1楽章はモーツァルトを思わせ、特におもしろい。


【公演番号312】
日時:2008年5月5日(月・祝)13:45~
会場:石川県立音楽堂コンサートホール[ワルトシュタイン]
指揮:井上道義
ピアノ:小山実稚恵
管弦楽オーケストラ・アンサンブル金沢
コンサート・ミストレル:アビゲイル・ヤング

ベートーヴェン
 ピアノ協奏曲 第5番 変ホ長調 Op.73「皇帝」
アートホールからの移動中、高校時代の同級生女性3人組に遭遇。
ゴールデンウィークのイベントならではで、こういうのもまた楽しい。

それでもわたしは3階前から2列目どまん中を確保できましたが、
今回は特に人気が高いのか、
ついに補助席すらも不足し立見客があふれていました。
昨日の「英雄」、庄司さんの協奏曲よりも観客が多かったように思います。

小山さんのピアノは壮麗。それでいて意外に堅実。
非のうちどころなどあろうはずもなく。

【無料公演】
日時:2008年5月5日(月・祝)15:30~
会場:石川県立音楽堂交流ホール[フィデリオ]
指揮:井上道義
管弦楽オーケストラ・アンサンブル金沢
コンサート・ミストレル:アビゲイル・ヤング

シューベルト
 序曲 ニ長調 D590「イタリア風」

シューベルト
 序曲 ハ長調 作品170 D591「イタリア風」

シューベルト
 交響曲 第6番 ハ長調 D589
コンサートホールの観客が終演後大挙してこの交流ホールに急ぐも、
ほとんど立ち見。
わたしはコントラバスの真後ろ。立ち見最前列。

演奏曲は、明日5/6に東京のLFJで披露するシューベルト交響曲など。

この数日間の疲労が立ち見のカラダにじわじわこたえます。足が棒のようです。でもこの疲労も充実感といえなくもない。ティンパニの渡辺さんが曲の間に何回も鼓面の張り具合を調整しているようすを夢心地を眺めつつ、とろ~んとした感じでこのシューベルトを聴いておりました。

曲が終わり、万雷の拍手が井上さん&OEKに送られます。井上マエストロは事務局長の山田さんを壇上に引き上げ、スタッフの苦労を称えます。入場者数は目標の5万人を大きく上回り8万5千人に達したとのこと。大成功です。

何回かのカーテンコールが終わり、メンバーが退場しました。しかしそれでも拍手は鳴り止みません。金沢ではなかなか見られない現象です。でも、わたし自身、まさに惜しみなく拍手を送り続けたい…そういう心境でした。

ミッキーが再び登場し、もう何も出てこないよ!とばかりに、バレエダンスよろしくクルクルとターンを決めました。これで本当にお開きです。

はあ、なにか、夢のような3日間でした。
井上さん、OEKのみなさん、スタッフのみなさんには心から感謝したいと思います。
来年以降の継続開催を期待しつつ…