かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

井上道義氏、OEK音楽監督正式就任!

アンサンブル金沢の井上新音楽監督に委嘱状 (10日)
http://www.hab.co.jp/headline/news0000057456.html
委嘱状を手渡した谷本知事は、「岩城さんの遺志を継いでいただくのは井上さんをおいてはいない。すばらしいオーケストラに育ててください」と話しました。これに対し、井上さんは、「このオーケストラは海外では知られているが、国内では知られていない。日本での知名度を上げる努力をしたい」と答えました。
「全国区のオケに」 OEK新音楽監督・井上氏が本社で抱負
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20070110002.htm
 昨年六月に死去した岩城宏之氏の後任となる井上氏は、OEKは市民に浸透しているとした上で、全国的な知名度を上げることが課題と指摘。クラシック音楽を重点に、地道に演奏会を開催していく意向を示し、「内容は絶対に伴う。ゴジラ松井秀喜選手)までとは言わないが、楽団を広く認知させたい」と決意を述べた。

このほか、NHKテレビのローカルニュースにおけるインタビューでは、ベートーヴェンの普遍性・新鮮さを力説しつつ、就任を受諾した理由のひとつとして、当地にある金沢21世紀美術館に触発されたことを挙げています。また、会見では、OEK本拠地の石川県立音楽堂を21世紀美術館のような存在にしたいとも語っていました。金沢21世紀美術館は、兼六園金沢城といった古い町並みの中に忽然と現れた斬新な建築であり、その意匠自体、海外からの評価も高く、また、伝統文化が息づく街からたえず挑戦的なテーマを展開するモダンアートの発信源として、世界中から多くの方が訪れています。井上さんも、こうした伝統の地からグローバルな指向で芸術を生み出そうという街の姿勢に、意義を見出してくれたのでしょう。

そんな井上新音楽監督の就任デビュー公演となるのが、2/25に石川県立音楽堂で行われるOEK特別公演「雅楽・声明との出遭い。」です。まさに伝統を新しい形で表現する場であり、井上さんの意気込みにふさわしい公演と言えましょう。この公演は特に聴きにいくつもりはなかったのですが、俄然行ってみたくなってきました。

公式サイトの記事
http://www.orchestra-ensemble-kanazawa.jp/news/2007/01/post_15.html