桂南光独演会(2017/11/22@石川県立音楽堂 邦楽ホール)
桂南光さんの落語会。
「蔵丁稚」を聞くのは初めて。「仮名手本忠臣蔵」四段目「判官切腹の場」を南光さんはみっちり再現。結構長いその場面自体は笑い要素がない分、芸そのものが問われるところですが、さすがお見事。マクラでは「生活笑百科」の裏エピソードも!笑
ドラマ「タイガー&ドラゴン」ではじめて知った「三枚起請」。南光さんは「これ、面白くありませんねん」と言いながら始めましたが、サゲは「ゆっくり朝寝をしてみたい」ではなく、わりとわかりやすいしまい方。こういうサゲもよくあるのかしら?
というわけで、「蔵丁稚」は歌舞伎見物、「三枚起請」は茶屋遊び、そして團治郎さんの「看板の一」はサイコロ博打(チョボイチ)、まん我さんの「豊竹屋」は義太夫に口三味線と、今日かかったのは、そういえば結局ぜんぶ遊びを扱う噺でした。