ふきのとう「風の船(海よりも深く…)」
MROラジオ「角野達洋のあさダッシュ!」2017/5/30(火)の放送で初めて知った金沢ソング。
船は行く波の上 あなたが好きだった街
あこがれの金沢へ ぼくを連れて走れよ
失恋の傷を癒やすために金沢へ向かう船の旅。元カノの想い出の地を巡る旅らしいです。そんなことしたら余計未練を断ち切れないと思うのですが、それはさておき。
暮れていく夕闇に 佐渡ヶ島が見える街
潮風に月あかり 夏の夜は始まる
夏のころ佐渡ヶ島が見える方向に夕日が沈む客船の発着港といえば新潟でしょう。新日本海フェリーは、小樽~舞鶴・敦賀航路において、昭和49年より新潟寄港を開始していたようです。
つまりこれは小樽か新潟から乗船し、新潟から出航する際の情景でありましょう(ふきのとうは北海道出身ですから、おそらく小樽から乗ったのでしょう)。ということは、この船は敦賀・舞鶴へ向かう定期航路だと思われますが、ならば金沢港は基本的には立ち寄らないはず。敦賀へ行ってから電車でまた戻るのでしょうかね。
まあ、歌詞として「佐渡ヶ島」「金沢」「北陸の海」「北の国」といった失恋の哀しみに馴染む土地の名を言いたかっただけで、位置関係の正確さは二の次だったということなのでしょうね。