かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【OEK定期388PH】鈴木優人指揮J.S.バッハ、木嶋真優のモーツァルト、ベートヴェン(2017/4/7@石川県立音楽堂コンサートホール)

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先週金曜の夜はオーケストラ・アンサンブル金沢の定期公演でした。本プログラムの宣伝文句は「世界に誇る若き才能を聴く」。フライヤーの写真も若々しい指揮の鈴木優人さんとヴァイオリンの木嶋真優さんが登場し、バッハ、モーツァルトベートーヴェンというバロック&古典を演奏しました。

ホワイエでのプレコンサートは大澤明さんによるバッハ無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲。この曲はバッハの自筆譜が存在しないそうで、この日はバッハ夫人の手による写譜で演奏。

本番はバッハから。鈴木優人さんがチェンバロ弾き降り。すっきりした古楽奏法を用いつつも、ゆったりじっくり聴かせる演奏で好印象です。

続くモーツァルトソリスト木嶋真優さんが登場。存じ上げない方で特に期待していたわけではないのですが、伸びやかかつ繊細な演奏で大変よかったです。スケールの大きさを感じました。アンコールはなんと鈴木優人さんのピアノ伴奏によるグラズノフ

後半はベートーヴェン第2番。こちらも素晴らしかったです。きっちり丁寧にメリハリをつけた演奏で大変満足、アンコールは、終楽章にあった「♪レドレドレ」つながりでフィガロの結婚序曲。全体的に実に明朗で幸福感あふれる楽しい演奏会でした。

 

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オーケストラ・アンサンブル金沢
第388回定期公演フィルハーモニーシリーズ

2017年4月7日(金)19:00開演
石川県立音楽堂コンサートホール

指揮、チェンバロ:鈴木優人 
ヴァイオリン:木嶋真優 

■J. S. バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調「トルコ風」K. 219
(アンコール)グラズノフ:瞑想曲 ニ短調 作品32

ベートーヴェン交響曲 第2番 ニ長調 作品36
(アンコール)モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」序曲