かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

広瀬一郎氏コラム「プロ野球再編問題の本質」

プロ野球(再編)問題の本質
RIETI 経済産業研究所 コラム:0147(上席研究員 広瀬一郎氏)2004/10/19

プロ野球再編問題に見え隠れするスポーツ蔑視」を憂い、「プロ野球産業に必要な根本治療とは」と9つの論点を挙げる。その中でも特に「スポーツという公共的な文化を扱うには、経営の透明性を確保することが不可欠」であり、「産業の発展にとって必要な「『財力均衡』と『競技力均衡』のバランス』を制度化するよう訴える。

当blogでは以前このコラムの前段にあたる広瀬氏のコラムを紹介したが、やはり引き続き論旨明快である。ただ、この通りのことを実現するためには、組織のトップに立つコミッショナーの断固とした意思と実行力が不可欠である。しかし、コミッショナー自体がオーナー連中のいいなりで、まったく無力なのではどうしようもない。困ったものだ。

なお、広瀬氏は今月末でRIETIを退職されるらしい。一連の騒動の中、的確に問題の核心を指摘し続けた氏であるから、何か新たなアクションを起こされるような気がする。