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かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【LFJ金沢2011】ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011 ~ウィーンのシューベルト~ 本公演第3日目(2011/05/04)

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2011
~ウィーンのシューベルト
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2011 - Schubert a Vienne
第3日目(2011/5/4) the 3rd day (4 May 2011)


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本公演最終日です。この日は天候に恵まれ、金沢駅周辺もますます賑やかでした。最終日も盛り上がっていきましょうーー!


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《公演番号 332》アンドレイ・コロベイニコフ
2011年5月4日(水)12:30開演 金沢市アートホール
Wednesday, 4 May 2011 at 12:30 Kanazawa Art Hall

ピアノ:アンドレイ・コロベイニコフ Andrei Korobeinikov, Piano

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 楽興の時 D780 より 第3番 ヘ短調・第4番 嬰ハ短調・第6番 変イ長調
 Moments Musicaux D780
  - No.3 in F minor / No.4 in C-sharp minor / No.6 in A-flat major

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 4つの即興曲集 D935 Impromptus D935

今大会初のアートホール、今大会初のピアノ独奏からこの日の鑑賞をはじめます。5列目一番左にて。コロベイニコフさんはラ・フォル・ジュルネ金沢に2008、2009と出演していますが、いままでぼくは聴いたことがありませんでした。というわけで、今回が初コロベイニコフであります。ステージに登場したコロベイニコフさんは、見た目はごく普通の若者…というかむしろお辞儀の所作などが垢抜けない感じなのですが、ピアノに向かうとたちまち豹変。ぐぐぐっとピアノの世界に没入していきます。

「楽興の時」は第3番・第4番・第6番を続けて、次の「4つの即興曲集」は4曲すべて続けて演奏しました。そしてその演奏は、それはそれは個性的…! たっぷりとタメを作って、感情たっぷりと…即興曲第1曲などは、15分近くかかったかも? 全編通して随所に装飾的でドラマチックな演奏でした。これはきっと賛否両論あるだろうなあ(「否」のほうが多い?)と思いますが、ぼくはあえて「賛」といたしましょう。面白い演奏であることは間違いないです。アンコールは一転してかわいらしいワルツ曲。


《無料エリアイベント》
13:00 @ホイリゲ(石川県立音楽堂前広場)
松原混声合唱


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14:00 @JR金沢駅コンコース
千葉県柏市立柏高校吹奏楽


駅コンコースでは、今回のLFJKでおおいに人気を集めている柏市立柏高校吹奏楽部のステージがありました。充実のサウンドに加えて、部員たちによる合唱やダンスといった高校生らしい若々しいパフォーマンスも楽しい。「アイーダ」とか「ふるさと」などで堂々たる合唱を披露していました。

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《公演番号 224》ライプツィヒ弦楽四重奏団
2011年5月4日(水)15:00開演 石川県立音楽堂邦楽ホール
Wednesday, 4 May 2011 at 15:00 Ishikawa Ongakudo Hougaku Hall

ライプツィヒ弦楽四重奏団 Quartuor Leipzig

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 弦楽四重奏曲 第13番 イ短調 「ロザムンデ」 D804
 Strins Quartet No.13 in A minor "Rosamunde", D804

邦楽ホールの1階3列目左。ライプツィヒ弦楽四重奏団は、昨年のLFJKでおおいに感心したカルテット。今年は出演予定はなかったのですが、来日キャンセルしたイザイ弦楽四重奏団に代わって急遽参戦してくれたのです。昨年彼らの素晴らしさを実感した者としては迷わずチケット購入。昨年はメンデルスゾーンシューマンの、ともにイ短調という重厚な弦楽四重奏曲を演奏しましたが、今年のシューベルトイ短調(苦笑)。といっても、この「ロザムンデ」はいろんな表情を持ったメランコリックなものなのですが、期待通り充実の演奏を聴かせてくれました。

各人の音色がそれぞれ美しいだけでなく、ふだんから一緒にカルテットを組んでいる強みを遺憾なく発揮し、今年も隙のないパーフェクトなアンサンブル! まさにプロフェショナルの仕事です。今年も素晴らしかった…! なお、第2楽章の主題が、この曲の標題となっている「ロザムンデ」間奏曲からの変奏曲です。管弦楽でアンコールピースで使われるようなしっとりした雰囲気というより、軽快で牧歌的な感じですが、それもまたよいものです。

***

ポルテ金沢地下喫茶kagaでコーヒーブレイクのあと、再度アートホールへ。


《公演番号 334》アンヌ・ケフェレック
2011年5月4日(水)16:30開演 金沢市アートホール
Wednesday, 4 May 2011 at 16:30 Kanazawa Art Hall

ピアノ:アンヌ・ケフェレック Anne Queffelec, Piano

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 ピアノ・ソナタ 第18番 ト長調 D894 Op.78「幻想」
 Piano Sonata No.18 in G major, D894, op.78, "Fantaisie"

本日2度目のアートホールは2列目左でアンヌ・ケフェレックさんの演奏を聴きます。この公演も、ジャン=クロード・ペヌティエさんの代役公演なのですが、代役といっても大物すぎる(笑)。ケフェレックさんは2008年のベートーヴェン2009年のモーツァルトでもLFJ金沢に出演し、いずれもぼくは聴きに行ったのですが、今年は当初金沢の出演予定はありませんでした。そのかわりラ・フォル・ジュルネびわ湖のほうに出演していたので、そちらに行こうと本気で思ってたくらいです。思わぬ形で金沢にも出演することになったので早速チケットを確保しました。

さて、ケフェレックさんが演奏するのはシューベルトの「幻想ソナタ」。母が子にやさしく物語を語りかけるような、やわらかく心のこもった丁寧な演奏。それはそれは優雅でとてもすばらしいものでした。やっぱり来てくれてよかった! アンコールはヘンデルメヌエットで極上の響き。



《公演番号 315》現田茂夫&東京大学音楽部管弦楽団
2011年5月4日(水)18:15開演 石川県立音楽堂コンサートホール
Wednesday, 4 May 2011 at 18:15 Ishikawa Ongakudo Concert Hall

指揮:現田茂夫 Shigeo Genda, Conductor
管弦楽東京大学音楽部管弦楽団 The University of Tokyo Orchestra

■F. シューベルト Franz Peter Schubert
 「ロザムンデ」序曲 D644/797 Rosamunde Overture D644/797

■J. ブラームス Johannes Brahms
 ハンガリー舞曲 第5番 ト短調・第6番 ニ長調
 Hungarian Dance No.5 in G minor / No.6 in D major

■J. ヘルメスベルガー2世 Josef Hellmesberger II
 悪魔の踊り ニ長調  Danse diabolique in D minor

■P. デュカス Paul Dukas
 交響詩魔法使いの弟子」The Sorcerer's Apprentice

■J. シュトラウスI世 Johann Strauss I
 ラデツキー行進曲 Radetzky-Marsch

今年のラ・フォル・ジュルネ金沢の締めは、プログラムが面白そうなので急遽当日券を購入した東大オーケストラ! 1階11列目やや右。現田茂夫さんのメリハリの効いた指揮で、学生たちもそれにこたえてパワフルな演奏! たいへん元気がよく、気持ちのいい演奏を楽しませてくれました。学生オケはこうでなくちゃ! なんというか、演奏曲が華やかだったり、勢いがあったり、とにかくみんなお祭りの締めくくりにふさわしい曲でしたので、とっても楽しめました。というわけで、そのときの楽しさを思い出すべく、以下、全曲ともYouTubeの関連動画を。


ロザムンデ序曲。華麗ですなあ。



ハンガリー舞曲 第5番と第6番。東大オケの演奏では、現田マエストロが第5番が終わった後の拍手にいったん振り向いて応えたかと思うと、すかさず向き直っていきなり第6番を振り始めたので、演奏開始のタイミングがずれてしまいました。この映像みたいにきっちり間を取ればよかったですねえ(苦笑)。



小澤さんが指揮をしたウィーン・フィルの2002年ニューイヤーで有名になった「悪魔の踊り」。この曲はかっこいいなあ!



デュカス「魔法使いの弟子」。(この映像はやがて削除されそう…^^;)



最後は「ラデツキー行進曲」! これも小澤さんの2002年VPOニューイヤーの映像から。LFJK会場でも当然手拍子です。


***

この後、交流ホールでクロージングコンサートがあったのですが、井上さんもOEKも出演しないので、それは聴きに行かないことにしました。しかし、東大オケの元気な演奏がちょうどいいシメになっていたので、これで充分!

帰りは「魔法使いの弟子」のファゴット、「ラデツキー行進曲」のリズムをおもわず口ずさみながら夜のお食事へ~

という感じで、今年のラ・フォル・ジュルネ金沢も終幕。震災の影響が懸念されましたが、特に不自由なく楽しむことができました。来年もこの楽しいお祭りを心待ちにしたいと思います!