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かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【OEK定期298M】金聖響のオール・メンデルスゾーン!新鋭・三浦文彰のヴァイオリン協奏曲(2011/4/4@石川県立音楽堂コンサートホール)

この日のOEK定期公演は、金聖響さん指揮によるオール・メンデルスゾーン・プログラム! しかも「フィンガルの洞窟」、ヴァイオリン協奏曲、「イタリア」交響曲という超王道! 公演前にはホワイエにてプレコンサートがあり、OEKメンバーによるモーツァルト弦楽四重奏曲第14番「春」が演奏されたのですが、その際、1stヴァイオリンの山野さんから本日のプログラムについて解説がありました。ソリストの三浦君が素晴らしい、「イタリア」が一般的に演奏されるのとは違う編曲だ…とのこと。これは楽しみです。

さてさて公演が始まりました。まずは「フィンガルの洞窟」。OEKは弦5部が8-6-4-4-2の通常編成です。聖響さんといえばウィーン古典派におけるピリオド奏法ですが、今回のメンデルスゾーンでは特にヴィブラートも禁じていない模様。じゅうぶんにロマン派らしい豊かな響きを楽しめました。

続いてヴァイオリン協奏曲。ソリスト三浦文彰くんは現在18歳、2009ハノーファー国際コンクールで史上最年少優勝(当時16歳)を果たした期待の新鋭です。茶髪の三浦くんは堂本光一君似のジャニーズ系。しかしその演奏は、王道・正攻法的とでもいいましょうか、音がとても綺麗で伸びやか、清々しい美音にすっかり魅了されました。この素直な音色はバッハが合いそうだなあ、と思っていたら、果たしてアンコールはバッハ(笑)。思ったとおり堂々たる演奏でした。超絶技巧を嫌味なくさらりと弾きこなすあたり、貫禄もじゅうぶんです。先日の第297回定期に登場した郷古廉くんとはまったく個性が異なりますが、ともに将来有望な若手ヴァイオリニストとしておおいに期待したいですね。

後半は「イタリア」交響曲。おなじみの第1楽章は、聖響さんらしく快活なイタリアの輝き。第2楽章以降がいわゆる「改訂版」ということらしく、いつもとは異なる編曲で演奏がなされたようです。…って、実はよくわかっていない(汗)。あまりどこがどうとか印象に残っていないのです…。強いて言えばダイナミックさが息を潜めたなあというか。まあ、たまにはこういうのもいいでしょう。

アンコールは「夏の夜の夢」からスケルツォ。こちらはおなじみの聴きやすい感じで気持ちよく締められました。

なお、4月1日付にて、OEKに新たに3名のメンバーが加わったとのこと。第2ヴァイオリンの若松みなみさん、ヴィオラの丸山萌音揮さん、チェロのソンジュン・キムさん。いずれも年齢的にも若々しい団員さんですね。OEKにフレッシュな風を吹き込んでいただければと思います。

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第298回定期公演マイスター・シリーズ
The 298th Subscription Concert / Meister-serie

日時:2011年4月4日(月)19:00開演 Monday, 4 April 2011 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:金聖響 Seikyo Kim, Conductor
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Abigail Young, Concertmaster

■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 序曲「フィンガルの洞窟」作品26
 "Fingal's Cave" Overture, op.26

■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
 Violin Concerto in E minor, op.64

~ヴァイオリン独奏:三浦文彰 Fumiaki Miura, Violin

(アンコール Encore)
J.S.バッハ Johann Sebastian Bach (1685-1750)
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 より
 Partita for solo violin No.2 in D minor, BWV1004

~ヴァイオリン独奏:三浦文彰 Fumiaki Miura, Violin

--- 休憩 Intermission ---

■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 交響曲 第4番 イ長調 作品90「イタリア」(改訂版)
 Symphony No.4 in A major, op.90 "Italia" (Revised Edition)

(アンコール Encore)
■F.メンデルスゾーン Felix Mendelssohn (1809-1847)
 劇付随音楽「夏の夜の夢」 作品61 より スケルツォ
 Incidental Music "A Midsummer Night's Dream" op.61 - Scherzo