かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【クラシック音楽】金沢大学フィルハーモニー管弦楽団 第71回定期演奏会(2011/1/22@石川県立音楽堂コンサートホール)

金大OBでありながら、学生時代も含めて金大フィルは聴いたことがありません。そもそもクラシックを聴くようになったのがここ数年のことなので、学生オケを聴く機会がなかったのです。昨年の石川県学生オケとOEKの合同公演が初めてですかねえ。単独オケとしてはたぶん初めてです。今回、チケットをいただく機会を得て、初めて金大フィルの定期演奏会に出かけます。

最初はサン=サーンス「死の舞踏」。個人的にはなじみの薄い曲で、あまりじっくり聴いたことはないかも。真夜中に骸骨が現れて不気味に踊るもようを描写。骨がぶつかり合う音がシロフォンでコミカルに奏でられるなど、なかなか面白い曲でした。コンサートマスターが変則調弦のヴァイオリンに持ち替えて独奏を披露します。かなり巧いですんですけど、ちょっとおとなしいかな。弾きかたは感情たっぷりに見えるわりに、鳴らす音はそうでもない。プログラムに掲載されている、おそらくノリで撮った写真のようなナルシストっぷりを発揮してもよかったのでは。

次のカルメン組曲は…うーん、ちょっと辛かったかなあ。管楽器は難しいですねえ。まあ仕方ないですかね。個人的には全体的に遅いテンポがちょっと居心地悪かったです。

後半はチャイコフスキーの5番。これはよかった! 迫力も充分。チャイコさんはこれくらい思い入れたっぷりに演奏するほうがいいですね。前半はいささか厳しかった管セクションも、ほぼ破綻なく奮闘してくれました。ここでプログラムのメンバー表をチェックしてみたところ、特に管楽器などは曲ごとに演奏者が入れ替わるのですね。そうか、学生オケだとそれぞれのパートに重複する人員がいますもんね。この曲はメインプログラムだから各パートでもエース級を投入したものとみえます。その上で、たぶん「カルメン」よりもずいぶん練習したのでしょう。チャイ5はCDでも久しく聴いてなかった気がしますが、あらためていい曲だなあと思いました。

余談。最近ツイッターで知り合った県外在住のMさんが、以前こすもすさんでお花を買って以来のこすもすizmiさんファン(^^)であることが判明。しかも、Mさんは金大フィルの団員のお母様で、金沢までこの日の定期演奏会を聴きに来るとのこと! おお、なんたる奇遇! もっとも、プログラムでMさんの名前を探したところ、所属するパートは前半に座っていた座席からでは姿が見えない場所だったのです。そこで後半は座席を移動したところ、お嬢さんの奮闘するお姿を確認できました。この日izmiさんは都合が悪く来れなかったのですが、Mさんとは終演後にお目にかかり、お食事にご案内したのでした。

金沢大学フィルハーモニー管弦楽団
http://kupo.sakura.ne.jp/

金沢大学フィルハーモニー管弦楽団 第71回定期演奏会
Kanazawa University Philharmonic Orchestra - The 71st Subscription Concert

日時:2011年1月22日(土)18:30開演 Saturday, 22 January 2011 at 18:30
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:新田ユリ Yuri Nittae, Conductor
コンサートマスター:鈴木達朗 Tatsuro Suzuki, Concertmaster

■C.サン=サーンス Camille Saint-Sa���ns (1835-1921)
 交響詩「死の舞踏」 作品40
 Danse macabre op.40

■G.ビゼー Georges Bizet (1838-1875)
 「カルメン」第2組曲  Carmen Suite No.2
 1.密輸入者の行進 Marche des contrebandiers
 2.ハバネラ Habanera
 3.夜想曲(ミカエラのアリア) Nocturne
 4.闘牛士の歌 Chanson du Toreador
 5.衛兵の交代(子どもたちの合唱) La Garde Montante
 6.ジプシーの踊り Dance Boheme


---休憩 Intermission ---


■P.I.チャイコフスキー Peter Ilyich Tchaikovsky (1840-1893)
 交響曲 第5番 ホ短調 作品64
 Symphony No.5 in E minor, op.64