OEK室内楽シリーズ「もっとカンタービレ♪」第21回 マイケル・ダウスを迎えて(2010/06/15)
OEK室内楽シリーズ「もっとカンタービレ♪」第21回は、OEK首席客演コンサートマスターのマイケル・ダウスさんを招いて、大編成の弦楽室内楽を。OEK弦楽サウンドのファンとしては絶対に外せない音楽会です。MCはおなじみの大澤さん♪
1曲目はメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲。これ、好きな曲なんです。第一楽章、ダウス氏の奏でる華やかな主題で一気に幸福感が。支える低音も嬉しそう。ああ、やっぱり気持ちのいい曲だなあ。メンデルスゾーンが16歳という若さで作ったというこの曲、さすがに若々しく生命力に溢れています。輝かしく屈託のないシンフォニックな響き。第2楽章アンダンテは一転して老練な響き。ダウス氏は特に最近枯れた表現に説得力があるなあ。。第3楽章スケルツォは再び軽快。メロディが楽しげでいいですね。第4楽章プレスト。これがまたいい。冒頭チェロから順にはじまるフーガの緊張感と祝祭感がたまりません(演奏前の大澤さんのMCどおり!)。第3楽章の主題が登場してさらに盛り上がり、華やかに結びます。はあ満足。。
休憩を挟んで後半はドヴォルザークの弦楽セレナーデ。これはほぼ初聴です。壇上に登場したのは4-3-2-2の11人編成。第一楽章モデラートはドヴォルザークらしく、どことなく郷愁を誘う叙情的なメロディ。第2楽章は舞曲風にはじまり、やがてまた雄大な川の流れ、そして再び舞踊。第3楽章スケルツォは快活。しかししみじみとした雰囲気。第4楽章ラルゲット。なんと甘く切ないメロディ…!。このアンサンブルはいいですね。極上の美しさにうっとり…。終楽章はドラマチックに。時折哀愁のメロディが挿入されつつ、軽やかに、しかし地に足の着いた推進。
大好きな弦楽合奏、みずみずしく華やかな曲と、しっとりと落ち着いた曲。満足の音楽会でした。
この音楽会の後、花作家Iさんが営む花のアトリエこすもすさんへ直行。友人Kの誕生パーティが行われていたのです。題して「カトちゃんで祭り」(もはや「K」と略す必要もないか)。彼のことを祝うというよりも、彼をダシにして楽しみましょうという(笑)。
メンバーはIさん、Kのほか、JZさん、Camillaさんといういつもの仲間、そしてJZさんの知人で米国人の英語教師Wesさん。おいしい自家製パンを持ってきてくれました。JZさんセレクトのラテン系の楽曲をBGMに、各自持ち寄った酒とつまみでゆるゆると。楽しい夜を過ごしました。
1曲目はメンデルスゾーンの弦楽八重奏曲。これ、好きな曲なんです。第一楽章、ダウス氏の奏でる華やかな主題で一気に幸福感が。支える低音も嬉しそう。ああ、やっぱり気持ちのいい曲だなあ。メンデルスゾーンが16歳という若さで作ったというこの曲、さすがに若々しく生命力に溢れています。輝かしく屈託のないシンフォニックな響き。第2楽章アンダンテは一転して老練な響き。ダウス氏は特に最近枯れた表現に説得力があるなあ。。第3楽章スケルツォは再び軽快。メロディが楽しげでいいですね。第4楽章プレスト。これがまたいい。冒頭チェロから順にはじまるフーガの緊張感と祝祭感がたまりません(演奏前の大澤さんのMCどおり!)。第3楽章の主題が登場してさらに盛り上がり、華やかに結びます。はあ満足。。
休憩を挟んで後半はドヴォルザークの弦楽セレナーデ。これはほぼ初聴です。壇上に登場したのは4-3-2-2の11人編成。第一楽章モデラートはドヴォルザークらしく、どことなく郷愁を誘う叙情的なメロディ。第2楽章は舞曲風にはじまり、やがてまた雄大な川の流れ、そして再び舞踊。第3楽章スケルツォは快活。しかししみじみとした雰囲気。第4楽章ラルゲット。なんと甘く切ないメロディ…!。このアンサンブルはいいですね。極上の美しさにうっとり…。終楽章はドラマチックに。時折哀愁のメロディが挿入されつつ、軽やかに、しかし地に足の着いた推進。
大好きな弦楽合奏、みずみずしく華やかな曲と、しっとりと落ち着いた曲。満足の音楽会でした。
オーケストラ・アンサンブル金沢室内楽シリーズ「もっとカンタービレ♪」
第21回 南マイケル・ダウスを迎えて
Orchestra Ensemble Kanazawa Chamber Music Series "Motto Cantabile" Vol.21
日時:2010年6月15日(火)19:00開演 Tuesday, 15 June 2010 at 19:00
会場:石川県立音楽堂交流ホール Ishikawa Ongakudo Interchange Hall
■メンデルスゾーン F.Mendelssohn
弦楽八重奏曲 変ホ長調 作品20
Octett for string in E-flat major, op.20
~ヴァイオリン:マイケル・ダウス、坂本久仁雄、ソクジュン・イ、ヴォーン・ヒューズ
ヴィオラ:石黒靖典、古宮山由里
チェロ:大澤明、ソンジュン・キム
Violin: Micheal Dauth, Kunio Sakamoto, Seok-Jung Lee, Vaughan Hughes
Viola: Yasunori Ishiguro, Yuri Komiyama
Cello; Akira Osawa, Sung-Jun Kim
--- 休憩 Intermission ---
■ドヴォルザーク A.Dvorak
セレナード ホ長調 作品22
Serenade in E major, op.22
~ヴァイオリンI:マイケル・ダウス、原田智子、藤原朋代、ソクジュン・イ
ヴァイオリンII:ヴォーン・ヒューズ、藤田千穂、サジュン・イ
ヴィオラ:石黒靖典、シンヤン・ベック
チェロ:大澤明、ソンジュン・キム
1st Violin: Micheal Dauth, Tomoko Harada, Tomoyo Fujita, Seok-Jung Lee
2nd Violin: Vaughan Hughes, Chiho Fujita, Seo-Jung Lee,
Viola: Yasunori Ishiguro, Shin-Young Baik
Cello; Akira Osawa, Sung-Jun Kim
この音楽会の後、花作家Iさんが営む花のアトリエこすもすさんへ直行。友人Kの誕生パーティが行われていたのです。題して「カトちゃんで祭り」(もはや「K」と略す必要もないか)。彼のことを祝うというよりも、彼をダシにして楽しみましょうという(笑)。
メンバーはIさん、Kのほか、JZさん、Camillaさんといういつもの仲間、そしてJZさんの知人で米国人の英語教師Wesさん。おいしい自家製パンを持ってきてくれました。JZさんセレクトのラテン系の楽曲をBGMに、各自持ち寄った酒とつまみでゆるゆると。楽しい夜を過ごしました。