【OEK定期280F】山下洋輔登場!ラプソディ・イン・ブルーと一柳慧のピアノ協奏曲(2010/05/14)
ジャズピアノの大家・山下洋輔さんがOEK定期公演に登場します。以前OEKとの共演があったそうですが、ぼく自身が聴くのは初めて。しかもガーシュインのラプソディー・イン・ブルーと、一柳慧作品の再演といいますから聴き応えもありそうです。というわけでジャズ好きの友人3人(JZさん、Tさん、Kさん=先日の路地研メンバー・笑)とともに出かけました。なお、ホワイエでのプレコンサートは大澤さんのチェロと今野さんのコントラバスによるロッシーニの二重奏曲でした。心地よい響き。
まず1曲目は、2008年のニューイヤーコンサートで井上道義指揮により初演された「イシカワ・パラフレーズ」。能登半島地震の傷跡、石川の伝統音楽、岩城宏之永久音楽監督の追悼としてワルツ、これらOEKにとっては意義深い要素を盛り込んだ楽曲です。現代音楽は初演も大事ですが、再演されることもまた光栄なことで、一定の評価を得られた証しでしょう。尺八のようなフルート、ヤングさんやカンタさんの独奏、打楽器の盛り上がりなど、聴きどころはしっかり印象に残っていました。
さて次は、いよいよ山下さんが登場して「ラプソディー・イン・ブルー」。遠藤さんのクラリネットからゆったりしたテンポで始まったあと、間もなく山下さんの最初の独奏部分…ぜんぜん違ーーーう(笑)。しかも長ーーい(笑)。これはおもしろい! こういうことになるのかーと初めての体験にワクワクです。あと2回ほどの独奏部分もそれぞれに弾んでいて、まさしくジャズ!でした。
休憩。コーヒーを飲みに行くと、ホワイエで花作家Iさんにばったり遭遇。実は友人Kの企てで、この後Iさんも交えて食事会をセッティングしてあったらしいのです。サプライズが先に発覚してしまいました(笑)。
まあ、ともあれ音楽会後の楽しみができたということで、気をよくして後半へ。一柳さんのオペラ「愛の白夜」より「ワルツ」。意外にわかりやすい甘い曲です。親しみやすいワルツでした。
最後は再び山下さんが登場して、一柳さんのピアノ協奏曲「JAZZ」。昨年、横浜開港150年を記念して作られた曲で、本日と同じく藤岡氏指揮、山下氏独奏にて初演されたのだそうです。今回はその再演。(3ヶ月経った今となっては)序盤は正直あまり覚えていないんですけど、終盤は山下さんの凶暴的な強音が印象に残っています。肘を使って鍵盤をがんがん打撃するなど、山下ワールド炸裂でした。
アンコールは山下さんの即興演奏。有名曲のフレーズを盛り込んだ楽しい演奏が繰り広げられました。盛大な拍手とともに終演。
さて、音楽会の後は食事会。われわれ4人の前に、サプライズで(…のはずだった)花作家Iさんが登場。さらにJZさんがガレタッソで知り合い、たまたまこのコンサートに来ていたピアノ大好きCamilla嬢も合流し、東山の「れのん」へ。ワインをいただきながら、さきほどのコンサートのことを語り合いつつ、生麩、ハタハタ焼き、たけのこ天ぷら、イベリコ豚ソテーなどをみんなでおいしくいただいたのでした。
さらにれのんでは、ツイッターで知り合った @elgato4013 さんが近所で勤務していたということで初対面を果たすなど、今日もおもしろい出会いがありました。
その後、調子に乗ってTさん、Iさん、Kとともに片町へ移動してキナセへ。今日もご満悦…
まず1曲目は、2008年のニューイヤーコンサートで井上道義指揮により初演された「イシカワ・パラフレーズ」。能登半島地震の傷跡、石川の伝統音楽、岩城宏之永久音楽監督の追悼としてワルツ、これらOEKにとっては意義深い要素を盛り込んだ楽曲です。現代音楽は初演も大事ですが、再演されることもまた光栄なことで、一定の評価を得られた証しでしょう。尺八のようなフルート、ヤングさんやカンタさんの独奏、打楽器の盛り上がりなど、聴きどころはしっかり印象に残っていました。
さて次は、いよいよ山下さんが登場して「ラプソディー・イン・ブルー」。遠藤さんのクラリネットからゆったりしたテンポで始まったあと、間もなく山下さんの最初の独奏部分…ぜんぜん違ーーーう(笑)。しかも長ーーい(笑)。これはおもしろい! こういうことになるのかーと初めての体験にワクワクです。あと2回ほどの独奏部分もそれぞれに弾んでいて、まさしくジャズ!でした。
休憩。コーヒーを飲みに行くと、ホワイエで花作家Iさんにばったり遭遇。実は友人Kの企てで、この後Iさんも交えて食事会をセッティングしてあったらしいのです。サプライズが先に発覚してしまいました(笑)。
まあ、ともあれ音楽会後の楽しみができたということで、気をよくして後半へ。一柳さんのオペラ「愛の白夜」より「ワルツ」。意外にわかりやすい甘い曲です。親しみやすいワルツでした。
最後は再び山下さんが登場して、一柳さんのピアノ協奏曲「JAZZ」。昨年、横浜開港150年を記念して作られた曲で、本日と同じく藤岡氏指揮、山下氏独奏にて初演されたのだそうです。今回はその再演。(3ヶ月経った今となっては)序盤は正直あまり覚えていないんですけど、終盤は山下さんの凶暴的な強音が印象に残っています。肘を使って鍵盤をがんがん打撃するなど、山下ワールド炸裂でした。
アンコールは山下さんの即興演奏。有名曲のフレーズを盛り込んだ楽しい演奏が繰り広げられました。盛大な拍手とともに終演。
オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第280回定期公演ファンタジー・シリーズ
The 280th Subscription Concert / Fantasie-serie
日時:2010年5月14日(金)19:00開演 Friday, 14 May 2010 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:藤岡幸夫 Conductor: Sachio Fujioka
ピアノ:山下洋輔 Piano: Yosuke Yamashita
コンサートマスター:アビゲイル・ヤング Concertmaster: Abigail Young
■一柳慧 T.Ichiyanagi (1933-)
交響曲 第7番 「イシカワ・パラフレーズ」~岩城宏之の追憶に~
(2007年度OEK委嘱作品
Symphony no.7 "Ishikawa Paraphrase" - In Memory of Hiroyuki Iwaki -
(Commissioned by Orchestra Ensemble Kanazawa in 2007)
■ガーシュイン G.Gershwin (1896-1937)
ラプソディ・イン・ブルー
Rhapsody in Blue
~ピアノ:山下洋輔 Piano: Yosuke Yamashita
-- 休憩 Intermission ---
■一柳慧 T.Ichiyanagi (1933-)
オペラ「愛の白夜」より「ワルツ」
Waltz from "White Night"
■一柳慧 T.Ichiyanagi (1933-)
ピアノ協奏曲 第4番 "JAZZ"
Piano Concerto no.4 "JAZZ"
~ピアノ:山下洋輔 Piano: Yosuke Yamashita
(アンコール Encore)
即興演奏 Improvisation
~ピアノ:山下洋輔 Piano: Yosuke Yamashita
さて、音楽会の後は食事会。われわれ4人の前に、サプライズで(…のはずだった)花作家Iさんが登場。さらにJZさんがガレタッソで知り合い、たまたまこのコンサートに来ていたピアノ大好きCamilla嬢も合流し、東山の「れのん」へ。ワインをいただきながら、さきほどのコンサートのことを語り合いつつ、生麩、ハタハタ焼き、たけのこ天ぷら、イベリコ豚ソテーなどをみんなでおいしくいただいたのでした。
さらにれのんでは、ツイッターで知り合った @elgato4013 さんが近所で勤務していたということで初対面を果たすなど、今日もおもしろい出会いがありました。
その後、調子に乗ってTさん、Iさん、Kとともに片町へ移動してキナセへ。今日もご満悦…