かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

秋元あきこと聴く第8回昭和歌謡レコード鑑賞会(2010/04/16)

お久しぶりの昭和歌謡レコード鑑賞会です。3月に第7回の会が開催されたのですが、ぼくは参加しておらず、3ヶ月ぶりのお楽しみということになります。で、今回の目玉は、特別ゲストの「秋元あきこ」さん! 友人Kが3月に東京へ出張した際、適当に立ち寄った新橋のライヴハウス昭和歌謡のカヴァーを歌っていた歌手のかたです。

秋元あきこ myspace http://www.myspace.com/akikoakimoto

秋元さんがそのライヴで八神純子を歌っていたことを特に気に入ったKは、その後mixiを通じて秋元さんと連絡を取り合うようになります(ここらへんがすごいなー)。で、今回の昭和歌謡鑑賞会へ猛烈にお誘いしたところ、秋元さんは都合をつけて金沢までやってくることになりました。そしてついでに金沢で歌ってもらおうという話になったということです(ライヴの話は次回)。

※当記事公開当初は、ライヴが先に決まり、ついでに鑑賞会にもお招きと記述しておりましたが、K氏よりコメントにて順序が逆だという指摘がありましたので、訂正しました。

詳しい経緯は、K自身のmixi日記に↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1440274779&owner_id=3724976
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1463356212&owner_id=3724976

まあぼくはすべてお膳立てされたところに乗っかってるだけですけどね。しかし、いかに特別ゲストだからといって「いろは食堂」での宴会は外せないのです。秋元さん、友人K、そしてO主宰とともに、いつもと同じくシロの味噌煮などの激安うまうまおかずを肴にビールをジャンジャン飲み、ひとしきり昭和歌謡談義で盛り上がるのです。
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で、最後はいつものように食堂のお父さんお母さんたちと記念撮影をして、いざO主宰邸へ。
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以下、Kが記録したプレイリストを拝借します。


◎:秋元さんのリクエスト曲
○:「ぷかぷか」ライブ候補曲
●:O主宰選曲

【オープニング】
●「カモン・ベイビー」林寛子
  (作詞:千家和也/作曲:穂口雄右/編曲:竜崎孝路)

【秋元あきこリクエスト&O主宰チョイス part1】
◎「たんぽぽ畑でつかまえて」スターボー
  (作詞:麻生香太郎/作曲・編曲:馬飼野康二
◎「脱・プラトニック」桑田靖子
  (作詞:売野雅勇/作曲:芹澤廣明/編曲:萩田光雄

●「想春賦」千葉まなみ
  (作詞:なかにし礼/作曲:平尾昌晃/編曲:竜崎孝路)
●「デジタル・ナイト・ララバイ」石坂智子 ※金沢出身
  (作詞・作曲:伊藤薫/編曲:大村雅朗
●「硝子坂」高田みづえ
  (作詞:島武実/作曲:宇崎竜童/編曲:馬飼野康二

●「ロマンス」岩崎宏美
  (作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平
●「私たち」岩崎宏美
  (作詞:阿久悠/作曲・編曲:筒美京平
◎「決心」岩崎宏美
  (作詞:山川啓介/作曲:奥慶一/編曲:萩田光雄

●「南南西」高田みづえ
  (作詞:麻生香太郎/作曲:あすなろ/編曲:馬飼野康二
●「南南西」秋川淳子
  (作詞:麻生香太郎/作曲:あすなろ/編曲:馬飼野康二

◎「パステル ラヴ」金井夕子
  (作詞・作曲:尾崎亜美/編曲:船山基紀
◎「あなた色のマノン」岩崎良美
  (作詞:なかにし礼/作曲:芳野藤丸/編曲 大谷和夫)
◎「愛してモナムール」岩崎良美
  (作詞:安井かずみ/作曲:加藤和彦/編曲:清水信之)
●「Vacance」岩崎良美
  (作詞:青木茗/作曲:パンタ/編曲:清水信之

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◎「道化師のソネットさだまさし
  (作詞・作曲:さだまさし/編曲:渡辺俊幸
◎「驛舎」さだまさし
  (作詞・作曲:さだまさし/編曲:服部克久
◎「時代」薬師丸ひろ子
  (作詞・作曲:中島みゆき/編曲:船山基紀
◎「舟乗りの夢」ダディ竹千代&東京おとぼけCats
  (作詞・作曲:加治木剛/編曲:東京おとぼけCats)
◎「偽りのDJ」ダディ竹千代&東京おとぼけCats
  (作詞:加治木剛/作曲:山下達郎/編曲:東京おとぼけCats)

【特別編:O主宰自作曲/宮川泰特集/秋元あきこカヴァー曲】
●「ドコモショップ有松音頭」
  (作詞・作曲・編曲:岡崎俊克=O主宰!)
○「あなた」小坂明子
  (作詞・作曲:小坂明子/編曲:宮川泰
●「ふりむかないで」ザ・ピーナッツ
  (作詞:岩谷時子/作曲・編曲:宮川泰
●「宇宙戦艦ヤマトささきいさお
  (作詞:阿久悠/作曲・編曲:宮川泰
◎「エースをねらえ」秋元あきこ ※カヴァーCDより
  (作詞:東京ムービー企画部/作曲:三沢郷)

【秋元あきこリクエスト&O主宰チョイス part2】
●「ジャングル・ラブ」高見知佳
  (作詞:安井かずみ/作曲・編曲:加藤和彦
●「シンデレラ」高見知佳
  (作詞:橋本淳/作曲:筒美京平/編曲:船山基起)

◎「Oneway Generation本田美奈子
  (作詞:秋元康/作曲:筒美京平/編曲:大谷和夫)
◎「1986年のマリリン本田美奈子
  (作詞:秋元康/作曲:筒美京平/編曲:新川博
●「Temptaion(誘惑)」本田美奈子
  (作詞:松本隆/作曲:筒美京平/編曲:大谷和夫)

●「冗談じゃない朝」平山みき ※CX系木曜劇場「熱くなるまで待って!」主題歌
  (作詞:秋元康/作曲:筒美京平/編曲:鷺巣詩郎
●「真夏の出来事」平山三紀
  (作詞:橋本淳、作曲・編曲:筒美京平
●「マンダリン パレス」平山みき
  (作詞:橋本淳、作曲・編曲:筒美京平

●「FOREVER~ギンガムチェックstory~」少女隊
  (作詞:亜伊林/作曲:都倉俊一/編曲:John D'andrea, David Wheatly)
●「カルメン'77」 ※CD「ピンク・レディー・オリジナルカラオケ・コレクション
 (作曲・編曲:都倉俊一)

○「みずいろの雨」八神純子
  (作詞:三浦徳子/作曲:八神純子/編曲:大村雅朗
○「パープルタウン ~You Oughta Know By Now~」八神純子
  (作詞:三浦徳子/作曲:八神純子, Ray Kennedy, Jack Conrad, David Foster/編曲:大村雅朗

◎「蒼いフォトグラフ」松田聖子
  (作詞:松本隆/作曲:呉田軽穂/編曲:松任谷正隆
●「SWEET MEMORIES松田聖子
  (作詞:松本隆/作曲・編曲:大村雅朗
○「悲しみがとまらない」杏里
  (作詞:康珍化/作曲:林哲司/編曲:角松敏生林哲司

◎「雪にかいたLOVE LETTER」菊池桃子
  (作詞:秋元康/作曲・編曲:林哲司
●「さよならの物語」堀ちえみ
  (作詞:岩里祐穂/作曲:岩里未央/編曲:鷺巣詩郎
◎「バレンタイン・キッス国生さゆり
  (作詞:秋元康/作曲:瀬井広明/編曲:佐藤準
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バレンタイン・キッス」の黄盤と黒盤

【エンディング】
◎「マイ・ボーイフレンド」北原佐和子
  (作詞:堀川マリ/作曲・編曲:梅垣達志)
●「魅せられて」ジュディ・オング
  (作詞:阿木燿子/作曲・編曲:筒美京平

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また今回も濃密なプログラムでした! まずオープニング曲、林寛子さんの「カモン・ベイビー」からウキウキ。秋元さんウェルカムというメッセージとともに、O主宰が「quackeyが好きそうだと思って!」と選んでくださったそうです。サビの「カモン、ベイ!ビー!」と思いっきり弾むところですね。うふふwwその通り、ツボですよ!

今回のプログラムは、秋元さんからのリクエストが中心です。いきなりスターボーというところがすごいwww で、唸らされたのが桑田靖子さんの歌唱力であります。当時は垢抜けないアイドルだなーという程度の(失礼な)認識でしたが、歌声にパンチがあり安定感もある実力派だったのでした。そしてこれをリクエストする秋元さんの審美眼! 「脱・プラトニック」!に脱帽です!(あまりかかってない)

千葉まなみさんの「想春賦」というレア曲、「南南西」(高田みづえ/秋川淳子)の聴き比べ、ダディ竹千代&東京おとぼけCats特集(ダディ竹千代さんは秋元さん本拠地のライブハウス新橋ZZのオーナー)、O主宰代表曲(本業のCMプロデューサとしてCM曲制作)と秋元さんのカヴァーCDなど興味深いラインナップが続く中、ぼくが特に気に入ったのは次の2曲であります。まずは岩崎良美さんの「あなた色のマノン」! きましたよ、これは!なかにし礼氏らしい色気漂う歌詞に、良美さんのなめらかな歌唱! いやいや素晴らしい。

もう1曲は平山みきさんの「冗談じゃない朝」。大好きだったけどすっかり忘れていた曲です。再会できて感激しました。この曲はフジテレビのドラマ「熱くなるまで待って!」の主題歌。田村正和さんと石原真理子(当時)さんの共演で、たしかぼくはリアルタイムで見てたような気がします。ドラマの内容はあまり覚えていないのですが(汗)、この主題歌は当時からすごく好きでした。今回O主宰がこの曲名を告げたとき咄嗟には思い出せなかったのですが、針を落とした瞬間、一音から記憶がさっと甦りました。そして曲が進むにつれてカッコよさを再認識。作曲は御大・筒美京平さん(当時はまったくそんなこと意識してなかったのですが)。1971(昭和46)年に大ヒットした「真夏の出来事」(当時は平山三紀)も京平さんの作曲でして、1987(昭和62)年になって平山さんと再びコンビを組んだというわけです。いま思えばサビのメロディラインがいかにも京平さん。堪能しました。

そんな感じで盛りだくさんの今回も終了。秋元さんに「ぼくはこの会のために日々生きているといっても過言ではない!」と思わず力説してしまいましたが、まったく本音でありますよ。次回の開催を首を長ーくしてお待ちする所存でございます。
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