かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【OEK定期276PH】ギリシャの新星ヴァシリス・クリストプーロス初登場(2010/2/25)

※長らくブログ更新が滞っておりました。メモ程度の(ツイッター的な)下書きなら毎回書いていたのですけど、きちんとした文章に仕上げないといけないと思いすぎて、ブログ記事としてアップするのを躊躇していました。でもまあ、ぼくの書く「きちんとした」ものといってもたかが知れてると悟り(苦笑)、不完全でもいいからアップしてしまおうと思いなおしました。かなり古い記録になってしまい、しかも未成熟な記事でありますが、今後順次アップしていくこととします。

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この日のOEK定期公演、指揮はクリストプーロスさん。ギリシャ生まれの35才です。もちろん金沢には初登場。ということで、1曲目は名刺代わりにスカルコッタスというギリシャの作曲家(知らない…)によるギリシャ舞曲。小気味いい弦楽合奏。なお、今回のコンマス、マウロ・イウラートさんはたぶんOEK初登場。イタリアの伊達男!

2曲目は漆原朝子さんによるモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」。なじみ深いこの曲を、漆原さんは丁寧かつ優美に演奏します。浮ついたところのない落ち着いた大人のモーツァルト。アンコールはバッハ無伴奏パルティータよりサラバンド。こちらもゆったりと余裕たっぷりに。

後半はシューベルト交響曲第3番。少々地味な印象の曲ですが、この若きマエストロは清々しく活き活きと導きます。実に気持ちのいいシューベルト!!アンコールはロッシーニ絹のはしご」序曲でいっそう華やかに。ヴァシリス・クリストプーロスさん、今後とも要チェックです!

オーケストラ・アンサンブル金沢 Orchestra Ensemble Kanazawa
第276回定期公演フィルハーモニー・シリーズ
The 276th Subscription Concert / Philharmonie-serie

日時:2010年2月25日(木)19:00開演 Thursday, 25 February 2010 at 19:00
会場:石川県立音楽堂コンサートホール Ishikawa Ongakudo Concert Hall
指揮:ヴァシリス・クリストプーロス Conductor: Vassilis Christopoulos
ヴァイオリン:漆原朝子 Violin: Asako Urushihara
コンサートマスター:マウロ・イウラート Concertmaster: Mauro Iurato

■スカルコッタス N.Skalkottas (1904-1949)
 弦楽のための5つのギリシャ舞曲
 Five Greek Dances for strings

モーツァルト W.A.Morart (1756-1791)
 ヴァイオリン協奏曲 第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
 Violin Concerto No.5 in A major, K.219 "Turkish"
 ~ヴァイオリン:漆原朝子 Violin: Asako Urushihara

(アンコール Encore)
J.S.バッハ J.S.Bach
 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004 より サラバンド
 Partitas for solo violin No.2 in D minor, BWV 1004 - Sarabanda
 ~ヴァイオリン:漆原朝子 Violin: Asako Urushihara

--- 休憩 Intermission ---

シューベルト F.Schubert (1797-1828)
 交響曲 第3番 ニ長調 D.200
 Symphony No.3 in D major, D.200

(アンコール Encore)
ロッシーニ G.Rossini (1792-1868)
 歌劇「絹のはしご」序曲
 "La Scala di Seta" Overture