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かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

20世紀少年<最終章> ぼくらの旗

Wikipediaの記載で核心的な部分を知ってしまいましたが、いちおう原作は未読。しかも原作とは結末が異なるといいますから、第1章第2章に続き、物語の全貌を明らかにすべく劇場に足を運びました。

果たして、「『ともだち』が誰なのか」「なぜこのようなことを引き起こしたのか」など、1年越しの謎が明かされ(最終章だから当たり前か)すっきりしました。登場人物の特異な設定や伏線的な描写などもひととおり回収され、特に破綻はないように思います。試写会でも上映されなかったという「最後の10分間」についても、なるほどこの部分こそ今作で語らねばならないハイライトシーンだったのだなあとしみじみ得心しました。もっとも、原作とどこが違うのかは結局よくわからず、細部をツッコまれると正確に答えられる自信はないのですが…。まあ、なんとなくすべて納得できたように感じたので、作品の説得力という点では、成功していると言えるのでしょう。

でも、あとから冷静になってみると、そうした謎解きの部分だけが関心事になってしまっていて、映画としてのスペクタルな活劇的部分がすっかり疎かになっていたような気がします。本作でも、オッチョの東京侵入とか、「矢吹丈」の関所破りなどは、原作がどうなのかは知りませんが、少なくとも映画としては、もっとスリリングで見ごたえのある展開にできたんじゃないかと。

最後のコンサートにしても、熱狂感がやや足りないように思えます。鑑賞後友人とも話したのですが、そもそもあの「グータラスーダラ」という曲がいまひとつピンとこないのです。あの泥臭いフォークロックな曲調は、T-REXのカッコいいロックな曲からインスパイアされたようには思えないのですよね。曲自体はそれなりに味わい深いとは思うんですが、それならばもっと聴衆と一体になって熱狂する感じが出ればよかったと思いました。

(2009/08/04@イオンシネマ金沢フォーラス)

★★★