かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【LFJ金沢2009】2009年5月3日:ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2009 ~モーツァルトと仲間たち~ 第2日目

ラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭2009
モーツァルトと仲間たち~
LA FOLLE JOURNEE de KANAZAWA 2009 - MOZART et ses amis
第2日目 the 2nd day

当初は3日間めいっぱい通うのは体力的に厳しいかなと思い(昨年は疲労がたまってその後ずいぶん長い間体調を崩したので…)、この日は全日オフの予定でした。しかし、どうしても聴き逃せないピアニストがいたので、チケットを追加購入。その公演だけを目当てに午後からでかけました。


《公演番号 233》ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ
2009年5月3日(日)14:45開演 金沢市アートホール
Sunday, 3 May 2009 at 14:45 Kanazawa Art Hall

ピアノ:ジャン=フレデリック・ヌーブルジェ Piano: Jean-Frederic Neuburger

■フランツ・ヨーゼフ・ハイドン F. J. Haydn
 ピアノ・ソナタ 第47番 ロ短調 Hob. XVI-32
 Piano Sonata No. 47 in B minor, Hob. XVI-32

■ヴォルフガンフ・アマデウスモーツァルト W. A. Mozart
 ピアノ・ソナタ 第5番 ト長調 K. 283
 Piano Sonata No. 5 in G major, K. 283

■ヴォルフガンフ・アマデウスモーツァルト W. A. Mozart
 ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K. 310
 Piano Sonata No. 8 in A minor, K. 310

(アンコール Encore)
ヨハン・セバスティアン・バッハ J. S. Bach
 イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV 971より 第2楽章
 Concerto nach Italienischem Gusto in F Major, BWV 971 - 2nd Mov.

どうしても聴き逃せなかったピアニストとは、ジャン=フレデリック・ヌーブルジェさんであります。1986年生まれ(若い!)のフランス人青年。本場ナントや東京のラ・フォル・ジュルネでもおおいに注目されている若手ピアニストなんだそうです。といっても金沢会場は気楽なもの。ほんの数日前にチケットを購入したばかりだというのに、座席はほぼ中央あたり(むしろ前の方)を確保できました。もっともやはり当日までにはほぼ満席になっていましたが。

さて注目の演奏ですが…素晴らしかった! テクニック的に破綻がないのは当然、特に楽曲の表現力が抜群でした。感情を揺すぶられるような、詩的で情緒的な演奏です。これはスター誕生ですね! ぎこちないお辞儀はご愛嬌。アンコールまで奮発してくれました。

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この日は有料公演はこの1本のみ。JR金沢駅周辺で行われている無料のエリアイベントをちらちらと聴いて回りました。そのうち、名古屋少年少女合唱団は出色。よく訓練された透明な歌声が綺麗でした。モーツァルトから、パパパの二重奏やミサ曲なども。




また、地元で活躍するサクソフォン・クヮルテット「ボンテ」の演奏は本格的で素晴らしかったです。とりわけ、ソプラノ・サックス、アルト・サックス、テナー・サックス、バリトン・サックスをそれぞれ弦楽四重奏に見立てて全楽章演奏した「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」は傑作でした。「フィガロ」序曲も「無謀な試みですが…」とおっしゃっていましたが、なかなかカッコいい感じに仕上がっていて、楽しめました。