かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

【中日×阪神】名勝負!藤川vsウッズ!

このブログでは最近はあまりドラゴンズのことを書いていませんが、これだけはひとつ書き留めておきたいと。

9回表5対5の同点、中日の攻撃は2死2・3塁で打席にはタイロン・ウッズ選手。同点ながらこの回のマウンドに登った阪神のクローザー藤川投手とすれば、1塁が空いているので敬遠することもできました。いや、前打席で本塁打を放った主砲ですから、むしろ歩かせるのが常道かとも思えます。

ところが、ウッズ選手に対して藤川投手は敬遠どころか真っ向勝負を挑むのです。しかも、全球全力のストレート勝負であります。タイロンもこれに全力で立ち向かいます。力強く振り抜くものの、球威に押されてファールの連発。

守護神と四番打者のプライドの激突。ああ。この緊迫感。たまらん。
ところが、この息詰まる勝負の中、いったん打席を外したタイロンが嬉しそうに微笑むではありませんか。首位攻防の重要な試合、その特に重要な場面で、相手が逃げずに正々堂々と勝負してくれている。タイロンもシビレているに違いありません。

結果、タイロンが2点タイムリーを弾き返してドラゴンズがこの試合をモノにしたわけですが、それとは別に、プロとプロとが互いの実力を認めあい、小細工なしの全力の真剣勝負を繰り広げたことに、純粋に感動しております。

でも、たとえば中日が優勝した場合、あるいは阪神が優勝を逃した場合、今日のこの勝負っていうのは、けっこう大きなポイントになるのではないかという気がします。