かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

BPOコンマス安永徹さんの弾き振り!~OEK第225回定期公演PH

オーケストラ・アンサンブル金沢
第225回定期公演フィルハーモニー・シリーズ

日時:2007年7月21日(土)18:00~
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
リーダー&ヴァイオリン:安永徹
モーツァルト
 ピアノ協奏曲 第22番 変ホ長調 K.482
 ~ピアノ独奏:市野あゆみ

---休憩---

J.S.バッハ
 ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BMV1041
 ~ヴァイオリン独奏:安永徹

シューベルト
 交響曲 第3番 ニ長調 D.200

(アンコール)
グリーグ
 ホルベルク組曲より 前奏曲

今日は今シーズン最後の定期公演。土曜の夕方なので慌ただしい思いをすることもなく、公演前のロビーコンサートもゆっくり堪能できます。ヴィヴァルディ「四季」より「夏」を弦楽の五重奏で。そして本日初お披露目となったピアノによるピアノ三重奏曲

で、本公演。ベルリンフィルの第一コンサートマスター安永徹さんが弾き振りで登場します。まずは夫人の市野あゆみさんとモーツァルトのピアノコンチェルトで共演。この22番というのはヴァラエティに富んでいてなかなか面白い。市野さんのピアノもいいですねえ~。軽妙かつ上品で、なんか余裕しゃくしゃくという感じです。優雅であります。

休憩を挟んでバッハのヴァイオリン協奏曲。いやあ~これは素敵でした。室内楽的な小スケールの曲なのですが、弦に厚みがあって、充実した美しいバッハでありました。安永さんのヴァイオリンは一点の曇りもない透明感を保ちつつ、まったく隙のない丁寧な演奏で、うっとりしてしまいます。最近はアーノンクールでこの曲をよく聴いていてピリオド奏法&バロックばりばりの渋~いバッハに慣れていたせいか、個人的には今日の安永さんのモダンな演奏が新鮮に感じました。

最後はシューベルトの3番交響曲。あいかわらず弦楽の響きは美しいし、木管の掛け合いがさらに楽しい。よりゴージャスでありながらも軽快な感じのかっこいい曲でした。


なお、実は今日は19時20分からAFCアジアカップの準々決勝・日本対オーストラリアがありました。公演終了後、急いで帰宅したところ、家に着いたときは後半開始直後でまだ0-0。ご存知の通り、その後両チームとも1点ずつを取り合い、延長~PK戦の末オーストラリアを下してベスト4進出を果たすわけですが、結局試合全体の半分以上を観られたことになります。この公演があるから残り10分とかそれくらいしか観られないかな~と思っていたのに、そのうえ勝利も得ることができたのでヒジョーに満足です。