かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ

原作者は本谷有希子さん。石川県出身です。
ということで、石川県が舞台です。
また地元です。方言連発です。

地元だからというわけではないですが、これは相当いいですよ。佐津川愛美さん、永瀬正敏さん、永作博美さん。みなさんいずれも超すばらしい。家族それぞれのビミョウな立場が痛々しいほどひしひしと伝わってきます。サトエリの演技がひどいとちらりと聞いたのですが、そういうわけではないのです。他の三人と比べるのは酷というものです。というか、イタイ奴という雰囲気はばっちりです。

なお、本筋にはあまり関係はありませんが、個人的に永作さんが演じた待子さんにシンパシーを感じました。不幸まみれの人生なのにとっても前向きに生きているさまが何とも愛おしい。扇風機、よかったなあ。

★★★★

「腑抜けども 悲しみの愛を見せろ」公式サイト
http://www.funuke.com/

腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫 も 48-1)腑抜けども、悲しみの愛を見せろ (講談社文庫 も 48-1)
本谷 有希子

江利子と絶対―本谷有希子文学大全集 遭難、 ぜつぼう みんな元気。 生まれる森

by G-Tools