聖響×OEKのブラームスチクルス第1弾!
オーケストラ・アンサンブル金沢
第219回定期公演フィルハーモニーシリーズ
日時:2007年4月21日(土)18:00~
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:金聖響
今年度の聖響さんは大阪のシンフォニーホールでOEKと全4回のブラームスチクルスに取り組むそうです。OEKの定期公演でもプログラムに組み込まれることになり、その第1回が本日上演されました。
プログラムは大学祝典序曲から。緊張感漂う冒頭で金管がパプッとやらかしてしまい、正直うへ~と思ってしまいましたが、その後はペースを取り戻しました。全体的には軽快でよかったです。今回はライブ録音が発売される予定ですが、ミスったところは前日までのテイクが使われるのでしょう。
ところで大学祝典序曲といえば、旺文社の大学受験ラジオ講座ですね。高校生の頃、大学受験の勉強のときは傍らでラジオを聴いていました。いま思えば絶対集中できたはずはないと思うのですが、とにかくその頃は、NHK-FMからオールナイトニッポンという流れが自分の中では定番でした。たいていはオールナイトニッポン第1部が午前3時に終わる頃に就寝するのですが、ごくまれにその後の第2部が終わるまでしつこく粘っていることがありました。で、午前5時にあのメロディが聴こえてくると、ホルンファゴットの音色がまさに夜が明けた早朝の雰囲気を連想させ、ああよく勉強したと自己満足して、ラジオ講座自体は聴かずにそこでようやく床に就いたものです…というオジサンの懐古はどうでもいいですね(苦笑)。
続いてはヴァイオリン協奏曲。仁王立ちのシュロモ・ミンツさんは、演奏家の誇りが感じられ貫禄充分。といっても厳格というより余裕しゃくしゃくという感じ。まるで隙のない正確無比な演奏に感服いたしました。アンコールのパルティータもすごかった!!
休憩を挟んで、メインの交響曲第1番。一言でいうと、カッコいいブラームスでした(←稚拙!笑)。ソロの聴きどころ、アンサンブルの盛り上がるところが明確で、気持ちよく没頭できました。いま思えば、まず第1楽章冒頭のティンパニからして印象的だったのですね。叫ぶような和音の中に響く硬めの音色が絶妙で、ぐわっと興奮が高まりました。ここで一気に引き込まれ、あとはもう堪能するだけでした。いやいやどうもありがとうございます。
終演後、バルコニー席から身を乗り出して拍手していた若い女性ファンのグループを見つけて、お~聖響さんはやはり大人気なんだな~と納得しました。
なお、当ブラームスチクルスのシリーズでは、交響曲第3番の回がOEKの定期公演でも来シーズン(2007年12月)に予定されているようです。また、交響曲第2番の回は当初定期公演の予定はなかったのですが、7月7日(土)に能登半島地震震災復興支援のチャリティコンサートとして石川県立音楽堂での公演が決まったそうです。これはぜひ聴きにいきたいと思います。
第219回定期公演フィルハーモニーシリーズ
日時:2007年4月21日(土)18:00~
会場:石川県立音楽堂コンサートホール
指揮:金聖響
■ブラームス
大学祝典序曲 作品80
■ブラームス
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
~ヴァイオリン独奏:シュロモ・ミンツ
(アンコール)
■J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ
第3番 ホ長調 BWV.1004 第1楽章 PRELUDIO
---休憩---
■ブラームス
交響曲第1番 ハ短調 作品68
今年度の聖響さんは大阪のシンフォニーホールでOEKと全4回のブラームスチクルスに取り組むそうです。OEKの定期公演でもプログラムに組み込まれることになり、その第1回が本日上演されました。
プログラムは大学祝典序曲から。緊張感漂う冒頭で金管がパプッとやらかしてしまい、正直うへ~と思ってしまいましたが、その後はペースを取り戻しました。全体的には軽快でよかったです。今回はライブ録音が発売される予定ですが、ミスったところは前日までのテイクが使われるのでしょう。
ところで大学祝典序曲といえば、旺文社の大学受験ラジオ講座ですね。高校生の頃、大学受験の勉強のときは傍らでラジオを聴いていました。いま思えば絶対集中できたはずはないと思うのですが、とにかくその頃は、NHK-FMからオールナイトニッポンという流れが自分の中では定番でした。たいていはオールナイトニッポン第1部が午前3時に終わる頃に就寝するのですが、ごくまれにその後の第2部が終わるまでしつこく粘っていることがありました。で、午前5時にあのメロディが聴こえてくると、ホルンファゴットの音色がまさに夜が明けた早朝の雰囲気を連想させ、ああよく勉強したと自己満足して、ラジオ講座自体は聴かずにそこでようやく床に就いたものです…というオジサンの懐古はどうでもいいですね(苦笑)。
続いてはヴァイオリン協奏曲。仁王立ちのシュロモ・ミンツさんは、演奏家の誇りが感じられ貫禄充分。といっても厳格というより余裕しゃくしゃくという感じ。まるで隙のない正確無比な演奏に感服いたしました。アンコールのパルティータもすごかった!!
休憩を挟んで、メインの交響曲第1番。一言でいうと、カッコいいブラームスでした(←稚拙!笑)。ソロの聴きどころ、アンサンブルの盛り上がるところが明確で、気持ちよく没頭できました。いま思えば、まず第1楽章冒頭のティンパニからして印象的だったのですね。叫ぶような和音の中に響く硬めの音色が絶妙で、ぐわっと興奮が高まりました。ここで一気に引き込まれ、あとはもう堪能するだけでした。いやいやどうもありがとうございます。
終演後、バルコニー席から身を乗り出して拍手していた若い女性ファンのグループを見つけて、お~聖響さんはやはり大人気なんだな~と納得しました。
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なお、当ブラームスチクルスのシリーズでは、交響曲第3番の回がOEKの定期公演でも来シーズン(2007年12月)に予定されているようです。また、交響曲第2番の回は当初定期公演の予定はなかったのですが、7月7日(土)に能登半島地震震災復興支援のチャリティコンサートとして石川県立音楽堂での公演が決まったそうです。これはぜひ聴きにいきたいと思います。
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