池辺晋一郎＆OEK～ウェルカム・スプリング・コンサート

「オーケストラの日」前夜祭
オーケストラ・アンサンブル金沢
ウェルカム・スプリング・コンサート
池辺晋一郎「音のふしぎ」

日時：2007年3月30日（金）19：00
会場：石川県立音楽堂コンサートホール

案内役＆指揮：池辺晋一郎

■ベートーヴェン
　交響曲第5番「運命」第1楽章

■モーツァルト
　ホルン協奏曲第1番　第1楽章
　～ホルン独奏：金星眞

■池辺晋一郎編曲
　ザ・ビートルズより「レット・イット・ビー」

■池辺晋一郎編曲
　ザ・ビートルズより「イエロー・サブマリン」

■アンダーソン
　プリンク・プランク・プルンク

--- 休憩 ---

■サン＝サーンス
　動物の謝肉祭より「白鳥」
　～チェロ独奏：ルドヴィート・カンタ

■池辺晋一郎
　新・動物の謝肉祭より「ひばり」「オランウータン」

■ベートーヴェン
　交響曲第7番　第1楽章

（アンコール）
■作詞：不祥／日本語訳詞・作曲：新井満
　「千の風になって」

■宮川彬良
　松井秀喜公式応援歌「栄光（ひかり）の道」

定期会員はご招待♪　ただし全席自由で出遅れたため3階席になってしまいました。こういうときこそ1階のど真ん中で聴いてみたかったのですが。。。
今回のイベントは新規会員獲得も視野に入れているようで、初心者もおおいに楽しめる趣向。池辺さんのトークも冴えます。ただし、一曲目の「運命」で池辺さんの指揮は出だしを大きくハズしてしまいました。やがて修正されましたが、いやあ、ドキドキしました。

モーツァルトのホルン協奏曲は「いきなり！黄金生活」の一万円生活でBGMとして使われているそうですが、最近その番組はほとんど観ないので、ちょっとピンときませんでした。この演奏自体はステキです。次の2曲はビートルズから。「レット・イット・ビー」はパッヘルベルのカノン、「イエロー・サブマリン」ではバッハのブランデンブルグ協奏曲が混入する池辺氏アレンジ。なかなか面白い。「プリンク・プランク・プルンク」は弦のピチカートによるかわいらしいオシャレな曲。「のだめ」みたいにチェロ＆コントラバスがくるりと楽器を回しましたよ。生でははじめてみましたよ。

休憩の時間、能登半島地震被災者のための義援金を池辺さんとOEKが座席で募ります。わたしもパーカッションの渡辺さんに微力ながら託しました。

さて後半。カンタさんの独奏（＆池辺さんのピアノ伴奏）による動物の謝肉祭「白鳥」からスタート。つづいて池辺さん作の新・動物の謝肉祭。ネタバレすると、「ひばり」は美空ひばりの楽曲を入れ込んだ曲で、「オランウータン」はティンパニが「おら、打たん」というオチ。まさに池辺さんがやりたそうなやつね。会場がウケたのを確認して池辺さんはおおいに満足そう（笑）。そして「のだめ」ですっかりおなじみになったベト7。OEKの十八番でもあり、本日は指揮者ナシで第1楽章を。

アンコールは「千の風になって」。この曲は当日のプレコンサートでもインストルメンタルにて演奏されたので、何の疑問もなく演奏を楽しんでいたのですが、途中からが歌手が登場して歌唱を披露しはじめました。髪型や衣装が結構似ていたため一瞬秋川雅史さん本人かと思いましたが、まあそんなことがあるはずもなく、よく見たら安藤常光さんでした…いや、安藤さんがどうこうというわけでは決してないのですが（苦笑）。そして、安藤さんが登場したということは、最後は当然ヤンキース松井選手の応援歌「栄光の道」ですね。会場内も手拍子でおおいに盛り上がりました。