かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

幸せのちから

どん底の生活から抜け出すため、口八丁手八丁を駆使してなりふり構わず成功を摘み取る。いかにもアメリカ人が好みそうなサクセスストーリーです。でも、素直に感動しきれない自分がいます。

あれだけがむしゃらに頑張らないと成功は手に入らないのかと思うと、根性なしのわたしはそれだけでぐったりと萎えてしまいます。実際、見習いのほかの19人は「幸せ」をつかめなかったわけです。彼らだって半年間無給という条件を承知で見習いになったのですし、相当の覚悟を持って臨んでいたはずでしょうが、それでも1人しかダメなものはダメなのです。他人事じゃないです。

ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実
ニッケル・アンド・ダイムド -アメリカ下流社会の現実
B.エーレンライク 曽田 和子

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とはいえ、さすがにラストは素直にじ~んときましたよ。ウィル・スミスが絶妙の表情を見せてくれますしね。

あと、子どもが実にかわいかった。そうね…子どもがいればおおいに共感できたのかもしれません。

★★★