かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

真央!美姫!友加里!

フィギュアスケート全日本選手権の女子フリーは、浅田真央選手が総合200点をゆうに超える高得点で見事優勝。トリプルアクセルを今季はじめて完璧に降り、ダブルアクセルからのトゥループが2回転になった以外はすべての技をきっちり決めました。びっくりしたのは真央ちゃんの涙。もはや無邪気に楽しく滑っているだけの少女ではなく、トップアスリートとしての自覚を持って臨んでいることの現れでしょう。その彼女の意識の高さに感心しました。わたしが観た感じでは、前日のショートプログラムのような柔らかさは影を潜め、やや滑りが硬いかなとも思えましたのですが、それでもあれだけの高得点を叩き出したのですから、やはりひとつひとつの技術の質が相当高かったのでしょう。伴奏曲の「チャルダッシュ」もすっかり馴染んできました。

安藤美姫選手はグランプリファイナルに続いてまたもやフリーでアクシデントに見舞われてしまったようです。無念ではあるでしょうが、最後まで滑り切ったのは立派でした。真央ちゃん同様、技のレベルが高いため、きっちり2位の座を確保しました。

わたしが期待(応援)している中野友加里選手も、3位を死守して世界選手権への出場を決めました。最初のトリプルアクセルで転倒してしまったものの、その後は冷静に着実に演技することができました。重心の低いスピンは健在だし、スパイラルの美しさも申し分ありません。あとはステップの演技を工夫し、ジャンプの精度をより一層高めたら、上位ふたりともじゅうぶん互角に戦えるように思います。

村主選手は残念でした。序盤のジャンプでミスが続いて動揺したのか、曲から遅れてしまい、最後は時間切れになって得意の高速スピンを繰り出すこともできませんでした。

世界選手権は来年の3月。けっこう準備期間もとれますので、浅田、安藤、中野各選手ともそれぞれさらなるレベルアップを図ってくるでしょう。今回は結果的には真央ちゃんが突き抜けた格好になりましたが、安藤、中野両選手もそれぞれの持ち味はじゅうぶんアピールされており、可能性はひしひしと感じます。さらに1ランク上の素晴らしい演技を楽しみにしたいと思います。