かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

W杯メンバー発表順からジーコの戦術を読み解く

日本代表チーム最終登録メンバー(サンケイスポーツ
http://www.sanspo.com/soccer/06worldcup/japan/member.html

久保選手落選、巻選手の選出というサプライズがあった運命の日。
あらためて選ばれたメンバーを見てみると、ひとつ気がついたことがある。
JFAの正式発表では慣例に従い各ポジションごとに年齢順で並べられているが、会見でジーコが発表した順番はそれとは異なっていた。
実は、この発表順こそが本大会での戦術そのものではないかと思われるのである。

ジーコが発表したのは以下のような順番であった。

川口/土肥、楢崎・・・【GK】
加地/駒野・・・【右SB】
中澤、宮本/坪井、田中・・・【CB×2】
アレックス/中田浩・・・【左SB】
福西/稲本・・・【ボランチ
中田英/小野・・・【右MF】
小笠原/遠藤・・・【左MF】
中村・・・【トップ下】
高原、大黒/柳沢、玉田、巻・・・【FW×2】

つまり、基本システムはズバリ4-4-2。中盤はダイヤモンド型。
ジーコは、そのシステムに従ってGKから順に、各ポジションごとにレギュラーと控えを並べて発表したのではなかろうか。すなわち、各ポジションごとに最初に発表されたのがレギュラー(「/」の前)、その次(「/」の後)が控えだと推測されるのである。トップ下の中村だけは全幅の信頼のもと代替を想定せず(いざとなれば中田英、小笠原らで充当するだろうが)基本的には不動の地位を与え、そのかわりに得点力不足のFWを厚くしているのであろう。

これによれば、レギュラーイレブンは、川口、加地、中澤、宮本、アレックス、福西、中田英、小笠原、中村、高原、大黒ということになる。4-4-2のシステムは、同システムで戦ったスコットランド戦をジーコが評価していることとも合致する。
深読みし過ぎかもしれないが、もしこの通りだとすれば、やはりジーコはわかりやすい(笑)。