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かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

古畑任三郎FINAL第3夜「ラスト・ダンス」

ドラマ
正直、拍子抜けした部分はある。プロデューサーの事前の触れ込みでは「みなさんがあっと驚くような完成度が高いトリック」ということであったが、姉妹が入れ替わっていたというのがそのトリックであるならば、そんなことはあっさり分かってしまっていた。これは私の洞察力が鋭いわけでも何でもなく、(妹に扮した)姉が秘書に煙草を買いに行かせた後の「案外わからないものね」という台詞によって自明である。それゆえ私は、今回は姉妹がこの時点で入れ替わったことを視聴者に認識させておいた上で物語を展開させるのだろうと思い、すなわち第1夜のような大逆転劇のない通常の古畑王道スタイルなのだろうと思いながら観ていたのである。ところが、最後に古畑が姉妹の入れ替わりを指摘する際の演出は、みなさん!どんでん返しですよ!ここはびっくりするところですよ!という雰囲気満載で、あれ~これが「あっと驚くような」結末だったのか~?と、ガクッとしてしまった。

物語単体とすれば、たしかにトリックもそれなりに凝っており(ベタではあるが)、松嶋菜々子も存在を示した。今泉も久々に奮闘した。プロデューサーの余計なあおりさえなければ、佳作として充分堪能できたであろう。ただ、これが最後の最後、大トリの作品というのはどうなのか。今回の3作品の中では、第1夜こそが大トリにふさわしいという感じがする。

ただ、最後の犯人が脚本家であったことは三谷氏らしい(個人的にツボだったのは、今泉「白い巨塔?」西園寺「それは井上由美子さんです」)。台詞を書くことも大事だが、プロットも企画も、その打ち合わせも人付き合いも同様に大事。脚本家はつらいのだ。脚本がないとドラマは作れない。脚本家の一人が死に、もう一人が捕まった以上、「ブルガリ三四郎」の続編はありえない。それゆえまた「古畑」の続編もない、ということで分かったような分からないような締め方でお茶を濁すことにする。

なお、幻の水曜21時ドラマ「ポタージュ」の主演男優さんのブログで出演コメント発見。
http://blog.goo.ne.jp/leon_1983/e/4f3b3567c173422779986b590a8f0bed