かっきーの雑記(仮)

あちらこちらで興味が湧いたものをとりあえず書き留めておく用。

神尾真由子×ロシア国立ウリャノフスク交響楽団(2017/11/21@石川県立音楽堂 コンサートホール)

神尾真由子さんが石川県立音楽堂にこの4ヶ月の間に3度めの登場。8月のメンデルスゾーン、9月のベートーヴェンに続き、この日はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲です。

 

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「2017ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭」の一環で、ロシア国立ウリャノフスク交響楽団によるオール・チャイコフスキー・プログラム。こういう謎のオケの場合は警戒すべきというのが私自身の鉄則なのですが、神尾さんとの共演だっただけにあえて無視してしまったのがまずかった。果たしてその不安は的中。1曲めの「エフゲニー・オネーギン」ポロネーズからオケが全然鳴らない。平野加奈さんとの共演のピアノ協奏曲でも管弦楽はひたすら平板で、ここで欲しい!というところでもプへ〜と気の抜けたような音しか出てこない。平野さんかわいそうに。

後半、いよいよ神尾さんの出番でしたがオケの調子は相変わらず。神尾さん自身の音色、演奏はやはり素晴らしいのですが、残念なオケのせいで盛り上がるべきところで全然盛り上がらないのでした。全体的に「もっちゃり」してるというか…。神尾さんはアンコールにいつものパガニーニ。凄いんだけど、心なしか早く終わりたいように聴こえちゃいました。

オケのアンコールは「剣の舞」など2曲。ロシアらしい爆音。こういうのだけはドヤ顔に見える。この音をもっと早く出せよと。ん?いやいや、パーカッションがズレまくってる。やっぱり要りませんわ。

高いチケット代のくせに完全なる消化不良でした。

 

2017ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭
ロシア国立ウリャノフスク交響楽団

2017年11月21日(火)19:00開演
石川県立音楽堂 コンサートホール

オール・チャイコフスキー・プログラム

■歌劇「エブゲニー・オネーギン」Op.20 より ポロネーズ

■ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 Op.23 
 ピアノ:平野加奈

■ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
 ヴァイオリン:神尾真由子

神尾真由子 アンコール)
パガニーニ:24のカプリース より 第24番

管弦楽 アンコール)
ハチャトゥリアン:バレエ「ガイーヌ」より「剣の舞」
チャイコフスキー:劇付随音楽「雪娘」より 第12曲「若い娘たちの輪舞(ホロヴォード)」