視聴率低下はあたりまえ

巨人戦視聴率９・９％…今季２度目１ケタ

驚くことはない。インターネットや携帯の出現により、テレビの視聴時間自体が減っている。サッカーやバレーボールなど国際試合への関心が高まるにつれ、プロ野球ファンは相対的に減っているようにも思われる。長嶋監督と松井選手が巨人を去ったことも影響はあるだろう。

最も決定的なのは、CSなど有料放送の普及だと思う。 今までは、プロ野球のテレビ中継といえば地元以外は地上波の巨人戦しか見れなかった。だから巨人以外の球団のファンも巨人戦を見るしかなかったのである（ゆえにアンチ巨人ファンは巨人のことに異様に詳しい）。

だが今では、たとえばスカパーがある。私はドラゴンズファンだが、J-SPORTSでほとんどのドラゴンズ戦を見ることができる。しかも、従来の地上波民放とは異なり試合途中で打ち切られることはない。真にプロ野球が好きなファンが有料放送に流れるのは至って自然なことだろう。